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紫式子日記

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『空気の底』手塚治虫



大人になってますますわかる
この人のスゴさよ。


青年誌掲載の短編集。

青年誌向け作品に見られる
手塚のネクラな感じ、大好き。

なんだが、『空気の底』は
あまりにも救いが無さすぎて
群を抜いて好き
(あれ?)。


日曜だけ乞食に扮する
青年実業家の話が好き。
(※「夜の声」)

最後の手紙、ふつうなら
「自分=乞食のおじさん」
って証明する内容を書くと思ったのに、
ああ行くのはやはり天才の業だと思った。

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『きりひと讃歌』手塚治虫

きりひと讃歌 (1) (小学館文庫) きりひと讃歌 (2) (小学館文庫) きりひと讃歌 (3) (小学館文庫)


いいのか?
テヅカの青年マンガなのに
こんなに後味良くて……

と思ってしまう私はとっくに病気(´・ω・`)


主人公・小山内桐人よりも、
その友人・占部に惹かれてしまう。

小山内へのコンプレックスまみれで、
彼に憧れると同時に絶望する。

そして絶望感にさいなまれたときは、
決まって女性を犯す。
小山内の恋人を、自分を慕ってくれる患者を。

それでも小山内の信念を裏付けるため
調査に奔走し、最後には結論を掴む。


矛盾した感情が共存しているのが、
納得できる仕方で描かれている。

こんな感情、現実にはごろごろしているけど、
マンガでここまで見事に描写してるのは凄いと思う。


バッタバッタ人が死んでいくのは『ブッダ』並だった。
「人が死ぬのを正で数えて」は吉本ばななだけど、
手塚治虫も同じくらいやりよってるとおもった。

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プーリップでエヴァンゲリオンやってみた。



べつにプーリップでやる必要はないと思う。

一瞬くすぐられたけど。




はてなダイアリーキーワード「プーリップとは」

『ローゼンメイデンプーリップ』は、
企画として見ても原作のコンセプトから見ても
正しかったと思います。

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『マンガ・エロティクス・エフ vol.50』祝50号記念大特集[私たちのヰタ・セクスアリス]


いつもBook・Offにての立ち読みで
済ませているのだが、
さすがにこれは買ってしまった。


「ヰタ・セクスアリス」
諸訳あるとは思うのですが、
私は「精神の筆下ろし」だと
考えています。

どうでもいいですか
ああそうですか。


まぁそんなわけで、
「エロス」を共通キーワードとする
彩り豊かな「エフ」作家陣豪華75名!の
「ヰタ・セクスアリス」
知ることができるよん、という号。

皆さんちゃんと作風とリンクしてて、笑えた。
古屋兎丸なんか世界観そのものじゃん!! て。


戦隊モノの「悪の女幹部」ってケースは
けっこうあるんですね。

あと世代的なものもあると思うけど、
手塚治虫作品で、ってひと大杉wwww


ちなみにわたくしの場合は

(1)父の『週刊大衆』
(2)手塚治虫『奇子』
(3)伊丹十三『タンポポ』

です。 本当にありがとうございました。

つぅか、まんがの感想を書き忘れていた。
古屋兎丸のゴシックテイストは
嫌いじゃないですが、
この路線で行くつもりなのでしょうか。
オノ・ナツメはやっぱりオシャレすぎだと再認識しました。

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