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紫式子日記

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『海月姫』東村アキコ



絶対好きになっちゃう、とわかっていたので、
敢えて避けていた、なんとなく!(←?;)

でも、発売から3ヶ月も経ってるのにリブロで
平積みになっているのを見て、つい……ウズウズッと……。

果たして 面白かった です。

東村アキコ先生の偉いところは、自分のオタク性を認めつつ、
「オタクですが何か」的な開き直り方をしないところ。
オタク受けする要素を隠したり排除したりしない一方で、
「ノンケ」の人々にも取っつく余地をしっかり確保できるところ。

この作品は、東村先生のそんな特性が遺憾なく発揮された良作ではないかなと。
オタク女子には「ちょww これどこの俺wwww」という共感を呼ぶに違いないし、
オシャレ女子には「あー、オタクの子ってこんなこと考えるんだ!?」という
「気付き」の契機になる……のではないかな、と。



というか、渋谷ギャルというかオシャレ女子って、
けっこうオタク女子にリンクする部分が多いと思うんですよね。
「こだわり」に燃やす執念、エネルギーが半端ないという点において。

ギャルの子たちとかある程度「イッちゃう」と、男子の目とか
意識からなくなって「究めていく」境地に入ってくと思うんですよね。
その「なりふりかまわなさ」ってオタク女子と紙一重だと思う。
『CanCam』系から発した過剰な「モテ」志向は、
その反動なんじゃないかと思っているのですけれども。

あとオタクの子はオシャレに目覚めると、すごく花開くんですよ。
「究める」のは慣れてるから。(笑)



話自体は、オタクの主人公が、リア充男子に恋されてしまうみたいな
望まれないシンデレラ・ストーリー(笑)。
抱腹絶倒ギャグの応酬で、この先も目が離せないと思います。

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『テガミバチ』浅田弘幸



浅田センセーは前作『I'll』がすっごく好きで、
自分の中で『I'll』を壊したくなくって、
『テガミバチ』は手を出さないでいたんですよ、実は。

でも気付いたら6巻とかまで出てるし(笑)
なんかアニメ化決定したらしいし(笑)
さすがにファンを自称している/いた以上、読まなきゃかなと(笑)



世界観は全然違う。『I'll』は日本の高校生たちが主人公だった。
今度はファンタジーだ。そして少年だ。(なんか、人類ですらないらしい。)
だけど、私の好きだった浅田センセーが、変わらずそこにいた。
ギャグのセンスとタイミングがゼツミョーで、
「泣ける」話が実はとてもとても上手くて、暑苦しいほど情熱家なのに、
絵のタッチがスマートだからあまりそれを感じさせない。
クロムハーツのアクセサリーみたいな、クールにアレンジされたゴシックの意匠。
「あー、相変わらずカッコいいセンセーだなー」と、懐かしく思った。



毒のないストーリー。
主人公の少年が、世界を覆う闇を、意志の光で切り開いていく。
「相棒」の少女は、なんだこりゃ。
浅田センセー、こんなわかりやすい萌えキャラ描く人じゃなかったでショ(笑)
でもかわいい。フィギュアも出てるらしいし(笑)

集英社ソリッドセレクション10 テガミバチ ニッチ (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
集英社ソリッドセレクション10 テガミバチ ニッチ (1/8スケールPVC塗装済み完成品)



ただこれ、アレなのよね。
世界観とか、「こころ」をエネルギー化するところとか、
私の中で安野モヨコ先生『シュガシュガルーン』と丸かぶりなのよねwwwww

シュガシュガルーン 8 特装版 (プレミアムKC)
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テガミバチ 1 (ジャンプコミックス) テガミバチ 2 (ジャンプコミックス) テガミバチ 3 (ジャンプコミックス)

テガミバチ 4 (ジャンプコミックス) テガミバチ 5 (ジャンプコミックス) テガミバチ 6 (ジャンプコミックス)

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◆◆◆青目黒先生情報まとめサイト「青目黒@wiki」作りました◆◆◆

作りました↓
「青目黒 @ wiki」

とりあえず作りはしたものの、現在は青目黒先生の作品が掲載されていたことが
私の方で確認できた号を並べてあるだけ……といった状況です。

持っていた掲載誌はすべて処分してしまったため(・・・)、
掲載作品のタイトル・題名は不明なものがほとんどです。

そこで、この記事をご覧の方々にお願いがあります。
お手持ちの『if』『Sweet』ほか、青目黒先生の作品が
掲載されている雑誌についての情報をお寄せください。
教えていただきたい情報は以下のようなものです。
 ○雑誌名
 ○何年何月号か
 ○青目黒先生の作品タイトル
 ○登場人物の名前、あらすじ
 ○続編があれば、続編タイトル(わかる範囲で)
 ○何かの続編であれば、元作品のタイトル(わかる範囲で)

情報をお持ちの方は、お手数ですが、
「青目黒@wiki用掲示板」の【掲載情報スレ】にご投稿いただけますと幸いです。
あるいはwikiを直接編集してくださっても構いません。
(wikiの編集方法も、ページに掲載してあります)

青目黒先生のことをもっと知りたい、という方々のためにも、
何卒ご協力をよろしくお願いいたします。

ロクロイチ先生に関しても、知る限りの作品情報は載せてあります。
ロクロイチ先生の情報がほしいという方にも、ご覧いただけたらと思います。

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『家族生活』やまだないと



ラスト1話が描かれていない「未完の大作」。
KAWADE夢ムックでむりくり1/2縮小して掲載したりしてたけど、
このたび単行本化されましたパチパチパチパチ。

ラスト1話は今回も描かれないまま。
ただ、やまだないとと親交がある(?)4人の映画監督によって
最終話の「脚本」が書かれ、掲載されています。

松尾スズキ版は、ちょっと円く収まりすぎてると思ったけど、
泣きました。しかも1回目も、2回目に読み返したときも。

やまだないと (KAWADE夢ムック)
やまだないと (KAWADE夢ムック)

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『夕方のおともだち』山本直樹



「エロけりゃなんでもアリ☆」と笑っていた森山塔は、いつからこんな
しんみりとするいいエロ話を描くようになったのだろう……。

やはり読み返してしまうのは表題作『夕方のおともだち』。
山本直樹の他の作品にはちょっとない、ハードSMのおはなし。
モノクロだけれど、美しい丹色の夕空が見えるような読後感。

『学校』Var.3も掲載。
Var.1から左右対称のコマ割りが特徴のこの作品、
「学校ってなんとなく左右対称って感じだから」。
今回は左右対称が見開き単位に及ぶ変更があったらしいので、
前のものと比べると面白そう。

嬉しいあとがきと、12,000字インタビューはやはり読み応えがある。

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