忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > Comics

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『西荻夫婦』やまだないと


西荻夫婦
西荻夫婦




やまだないとは、ブレたような線がずっと好きになれなかったのだけれど、KIMONO姫に連載?されているまんが「メロリヒメ」に好感が持てて、試しに立ち読みして良い感じだったこの作品を購入。



西荻窪に住む漫画家のナイトーくんと、会社勤めのミーちゃん夫婦(おそらくやまだないと夫妻がモデルと思われる)。

そして古き良き「ご近所どうしの交流」が残る町で過ぎていく日常。

ただしミーちゃんはたまに世界の終わりを想像して泣くのが趣味。

常に"終わり"の感覚を抱え、何気ない日常生活にも透明な不穏さが影を落とします。

でも、それは決して汚らしいものではなく、風景の色彩がより鮮明になるフィルター。

そんな風にして過ぎていく、夫婦生活が静かに、静かに描かれていきます。



私、西荻窪に住むはずだったんですよ。

知り合いの家があって、下宿する予定だったんですね。

結局その話は流れてしまったのですが、受験期はそのお宅にお世話になったため、私には数週間西荻で生活した経験があるんです。

このまんがに西荻の風景写真がところどころ使われていて、「あぁ、此処此処」って気分になってました。



そして何より内容のリアルな哀しさ、静けさ。

「一人になると二人を感じる

 よかった まだ わたしたちは他人だ…」

「明日が来なくても まあ もう充分ってカンジかなー

 恋愛じゃないからね」


「わたしの中に"終わり"の感覚がある

 わたしたちはよりそって歩いている

 だけど明日は会えないことを知っている

 そんな場所を歩いてる……気分に襲われる」



拍手[0回]

PR

『働きマン?』安野モヨコ


働きマン 2 (2)
働きマン 2 (2)




HMV行ったら出てたんで買ってきました〜

あそこ、本買ってもポイント付くんだね。



さて『働きマン』第2巻。

相変わらずアツいです

今回は編集室の外の人たちへのfocus-inが多かったような……。

「みんなどこかで闘ってる」感が出てる巻でしたね。



印象的だったのは、少数派かもしれないけど、「面接マン」。

いゃだってさ、リクナビ登録したばっかだし。

あと、成田デスクも然ることながら、伊吹さんも好みで ←……。

拍手[0回]

『死ぬかと思ったH』田中圭一


死ぬかと思ったH
475721121X田中 圭一

おすすめ平均
starsピースじゃねーよ!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools




飽かず見まほしきはシモネタなりけり。

さりとてこれはいみじくおぞましくなむある。

どうも。豊島区指定天然危険物、村崎式子です。

『神罰』でその名を轟かせた、絵は手塚治虫・ネタは告訴モノの漫画家、田中圭一と、『死ぬかと思った』シリーズとの甘美なコラボレーション。

見てるこっちが死にたくなるほど痛ましい、けれど微笑ましいシモシチュエーションの数々。

っていうかこれを買っちゃったことに死にたくなるけどね!orz

「あぁ、みんないろいろバカなことやってるんだなー……」っていう達観のお手伝いにもなるかと思います。

ただ、投稿を基にしてるからか、『神罰』ほどのインパクトはないけどねん。



拍手[0回]

安野モヨコ『働きマン』


働きマン
働きマン




心身ともに草臥れ果てていた昼下がり、とうとう買ってしまいました。

生協だとまんがも雑誌も1割引なんだよ!

ブックオフで立ち読んで、「あ、よさげ」とは思っていたんですが、そのときは看過してしまって。

まんが1冊買うお金もなかったんかな? かわいそうな子だな、アタシ。

さっき木陰のベンチで一気読みしましたが、

いゃ〜、いいですねぇ。(水野晴郎)

[女]モードの心中会話と[男]モードのセリフとの対比が「あぁ、うん、そうだよねっ」て感じ。

ダメですねぇ。女働きマンに共感しっぱなしですよ。

働いてるからな〜、アタシ。バイトとかゼミとかプレゼンとか。。。



安野モヨコ、今まではイケジョ(⇔イケメン)のまんがばっかだったから好きになれなかったんだけどね。

この巻に、松方のアドバイスで新境地を拓く女性作家が出てくるんだけど(若い女性向け→親父向け)、これは安野氏自身(このまんがってモーニングに連載だもんね)の姿かもなぁ、とちょっとばっか。

ちなみに松方の次に好きなのは言うまでもないですが成田デスクです。

メガネ♪ 中年♪ 独身♪♪♪



もうすぐ2巻出るんだね。買お(生協で)

拍手[0回]

『不思議な少年』『山下和美短編集』


山下和美短編集
山下和美短編集




言わずと知れた『天才柳沢教授の生活』の山下和美。

『不思議な少年』買ってハマり気味です。

で、買った『短編集』。

『不思議な少年』もそうなんだけど、「この人は本当に人間が好きなんだなぁ」っていうのが、どのストーリーからも伝わってきます。

読んでて自分が肯定されてくのがわかるまんがとか、実は初めてかも。

個人的には恋人を奪われた女性が立ち直る話と、古道具屋の話が好き。





拍手[0回]

PAGE TOP