2007/11/30 Category : Books 1970年「週刊現代増刊 三島由紀夫緊急特集号」 ヤフオクでこれはと思って落札。開くといきなり篠山紀信によるグラビアでびびる。澁澤が「エロチシズムの極致として 『男と一緒に死にたかったのだ』 としか言いようがない」とか言葉を寄せていて不謹慎ながら吹く。美輪(丸山)明宏参加の座談会なんかも掲載。 [1回]PR
2007/10/24 Category : Books 雑誌『Pen2007年11/1号』 ~お前ら、そんなに現代アートがわかりたいか!~ Pen (ペン) 2007年 11/1号 [雑誌]森村泰昌が載ってたからつい買っちゃったんだが、「これが『入門』でええんか??」と疑いたくなる構成。巻頭の「世界を測る物差しは、生きる元気をくれる。」は玄人が達せる境地というか、「入門者」にソレいきなり言ってもわっかんめぇ、、、。「現代アートを読み解く、10の視点。」が作家にスポットを当てたかと思ったら「新表現主義」なんてのも項目に入ってて、これは作家ピックアップと用語解説と、分けたほうが良かったんじゃないか? 的な……。「『いま』を表現する、注目すべき作家たち。」は、だから面白かった。各作家2pずつしかないから、ホントーに導入部分だけだけど。あ、あと個人的には「ヨーロッパの祭典でたどる、 現代アートの最前線。」が面白かった。実はよく知らないから。座談会「史上空前の、アート・ブームを総括。」もビエンナーレとかについて話されてて面白かった。ほとんどアート・イベントの感想で、ぜんぜん総括されてないけどな(笑)。でもね、こういう「現代アートをわかるようにする!」系の特集って、10年前からずっとあるんですよ。だからずっと「わかられてない」んだなーと悲しくなったし、こーいうの読んで「わかった気になろう」ってする層がいるっていうのも、なんか苛立つ。つったって、買ってるの、私みたいな既存の美術ファンだけだろーけどね。 [0回]
2007/10/20 Category : Books 『紫の履歴書』美輪明宏 紫の履歴書 新装版新装版が出てますが、私が読んだのは↓の方。紫の履歴書美輪様ファンの中でもいちばん人気といっていいんじゃないか?この本。スミマセン、今まで読んでなかったのですが……。もっと詳細がギチギチ時系列を追って書かれていると思っていたのですが、詩による表現も多く、各時代にまつわるエッセー集といった趣ですね。この人の文才はとにかく凄い。流麗な文体で、どんどん読めました。内容はドロドロというか、ボロボロというか……。えっらいもんなんですけどね。長崎で被爆してこの世の地獄を見、上京して親と絶縁、浮浪者ギリギリの生活を送る、という激動の青春時代。20代はじめの「メケ・メケ」ブームと30代はじめの「ヨイトマケ」ブーム、その間の暗黒時代も重たいです。。。それでも様々な男性と恋をし、愛し愛され、奪ったり与えたりした。そういった「愛」が、最重要のファクターとして全編を貫いています。三島由紀夫が前書きを書いた初版を見てみたい。「日本の古本屋」で検索したら1500円。 [0回]
2007/10/18 Category : Books 雑誌『エロコト』 エロコト 2006年 11月号 [雑誌]いあ、1年も前の雑誌、というか『ソトコト』の増刊なんですけど、なんかバイオリズムの具合でか妙に気になっちゃいまして、ヤフオクで落札しちゃったんだな、見事にな。世界の坂本龍一が!「エロはエコである」という直感をモトに監修した、エロ+ロハス=エロハスの本!!しかし買って良かった。これは面白い。「エコ」を(一応)コンセプトに掲げたグラビアとか、小池栄子(祝・ご成婚!)を「縄文美人」として奉って「縄文人はもっと伸びやかな、 エコなセックスを 楽しんでいたはずだ。」っていう「縄文グラビア」を撮ったり。「縄文顔フーゾク嬢」とか、やりたい放題ですね、教授。進藤三雄×坂本龍一×リリー・フランキーの「オヤジ3人エロ対談」は、もはやエコとかすっとばしてスゴかった。でもちゃんと最後は話が「人間の根源的なエネルギー」にオチているところが上手い編集。あと、「ポルノで得た収益を 環境団体に寄付する」みたいなNGOを紹介した「エロいNGO」は知らなかった。タメになった。大人のオモチャ紹介ページとかもあって、見てて楽しいんだが、教授としては本当は「土に還る素材でできたオモチャ」とかを取り上げたかったんだと思う。あと「水に還る避妊具」を作りたいって言ってるんだけど、それ、ぜったい、使用中に穴開くよね。まぁ、コンセプトにどれだけ肉薄できていたかというと、・・・(´・ω・)★「SMOKER'S STYLE」坂本龍一インタビュー [0回]
2007/10/16 Category : Books 『爆笑問題の「文学のススメ」 』 爆笑問題の「文学のススメ」 (新潮文庫)爆笑問題も大きくなりましたよねぇ。「ボキャ天」の頃から大好きでしたよ。TV番組の方はスペシャルだけ見て、ダイジェストしか見たことなかったのですが。志麻子先生が「なんで怖い話ばっかり書くんですか」って訊かれて「だって私、顔が怖いじゃないですか」ってお答えになっていたのがやたらと印象に残っている。単なるテープ起こしかもしれないんですが、頭の中で太田×田中のやりとりが再現されて、電車の中でも笑ってました。ゲストも豪華。松尾スズキがどんなこと考えて暮らしてるのかとか、けっこう気になっていた。中村うさぎが何者なのかとか、あんまりよく知らなかったしね。平野啓一郎はカッコいいなと思った。ちょっと今度読んでみようと思う。ま、やっぱり団鬼六&加藤鷹の回のインパクトには、何も適わないんだけどな。 [0回]