2006/09/10 Category : Music 『PARADE』スガシカオ PARADE (初回限定盤)(DVD付)スガシカオにハマって早9ヶ月。否、まだ9ヶ月?New Albumが出ました。幸せ。「ライブで踊れるようなアルバムにしたかった」という本人の言葉どおり、全体として明るい印象の1枚です。とはいえ、もちろんスガシカオ的な「憂鬱さ」「ダークさ」……というような要素も健在。いちばん明るい曲調の『午後のパレード』だって、よく読むと歌詞、湿っぽいもん……。そうやって明るい曲に湿っぽい歌詞、暗い曲に優しい歌詞を付けられちゃうところ、相変わらずこの人は巧みだな〜なんて思います。人間的な円熟も見えつつ、スガシカオらしさは失ってない感じ。えぇ、だから好きですよ、このアルバム。毒も優しさも胸をつぶしてきます。きゅんきゅん。ちなみにいちばん好きなのは『38分15秒』。えー、J-Popでは初の試みでありましょう、テレフォンS●Xを題材にした曲にございます。でもこの人、実はえろい曲ほどオチは正統派恋愛だったりするんだよな。この曲もそう。 [0回]PR
2006/05/31 Category : Music 『光』『博』及川光博 光(DVD付)博 (DVD付)えっへっへっへ〜買っ・ちゃっ・た及川光博、それは愛。聴いていて幸せになります。彼自身、「笑っていたいんだよね」と願いつつ、叶えられずに傷ついてきたのだそう。そう思って聴けば、ノー天気なザッツ・エンターテイメント!的楽曲も、祈りの重みを持ちます。『光』はシングル曲中心で、一般的な「ベスト盤」。『博』はカップリング曲・コラボレーション曲など、「隠れた名曲」系。ちなみに私のお気に入りは、『博』に入っている「くどくど口説く男」口説き文句に哲学持ち出すなんて、及川光博のみにこなせるワザですよね。そんじょそこらの男子はマネしちゃいけません。 [0回]
2006/04/19 Category : Music 『19才』スガシカオ 19才(初回生産限定盤)(DVD付)Yahoo!動画でPVを観たんですが、すっごいですよ。いやPVもすっごいですけどね。曲が。陰鬱な歌詞+アップテンポ っていう、私がスガシカオ作品の中でいちばん好きな系統。『リンゴ・ジュース』とか『いいなり』『イジメテミタイ』辺りと雰囲気似ています。いちばんスガシカオ「らしい」エリアだと思ってるんですけどね、私は勝手に。で、そういう系統の曲の総括みたいな仕上がりになってます。スガシカオ作品に通底するナルシシズム、自己嫌悪、欲望、女性嫌悪……そんなものが全部ドロドロ渦巻いている。それでいて、それらの要素はいつもながらの文才で腹八分目に調えられてる。音は、第一印象は聴きやすい。けれどよく聴くと、お得意の「ウヮーン」っていうギターの音使ってたり、細部が「らしく」作りこまれてる。サビとか歌いにくいしね!まぁーったくもってエロいもん作ってくれたなー って感じなんですが……。スガシカオの今までとこれからとが、見晴らしよく展望できる感じの作品だと思う。「スガシカオ苦手」って人には特に聴きづらい曲だろうけど……私は好き。エロいといえばPVですが。 つづきはこちら [0回]
2006/03/31 Category : Music 『731(+1095)』スガシカオ 731(+1095)スガシカオはずるい。というのを、最近友人と顔を合わせるたびに言っております。「あれだけイケメンな上に、あのハスキーボイスはずるい。」つまり我々はスガシカオのことが大・大・大っ好きだというのが結論です。そんなスガシカオのデビュー5周年記念本です。彼は今年デビュー10周年を迎えるので、5年前の本なのですが。表紙がいい男すぎて正視できませんリリックス集です。なので、コンテンツのメインはデビュー〜2002年に作られた楽曲の歌詞です。リリックスは年代ごとに分けて並べられ、それぞれの年、スガシカオがどういう状況にあったのか解説が付けられています。これが結構タメになります。「あー、これ作ったときやっぱりツラかったんだー……」とか、そういう背景をうかがい知る上で。それ以外には、オフィス・オーガスタ代表 森川氏による「スガシカオとの出会い」「遅れてきた青年」、インタビューwithスガシカオ、スガシカオ本人による「あとがき」。「出会い」では奇跡としか言いようのないデビューまでの経緯を知ることができます。「あとがき」で、「やっぱこの人散文も上手いよなー」とかうなってみたり。あと文体がなんだか可愛いんですよ。不思議。スガシカオ好き必携の1冊! とまでは言いませんが、知っておくとより「奥行き」を感じることができる内容ばかりです。 [0回]
2006/02/25 Category : Music 『Wabby&Sabian』(ワビー&サビアン) Wabby&Sabian誰も知らないと知りつつ、書上フリークを自称しているワタクシですが。恥ずべきことに、今まで1枚のアルバムを買いそびれていました。それがこれです。「ワビー&サビアン」。だって、名前が安直すぎるんだもん……。ところがとある企業の選考課題で書上奈朋子のことをアツく書いたんです。で、参考にするために彼女の公式サイトで日記の過去ログを読み漁っていたのです。私が定期的に読むようになる前のログ。すなわち2002年のログ。それがちょうどこのアルバムの発売時だったんですね。当然日記には頻出。鼓膜が聞こえぬ音にビンビンします。いっ……今更でも聴いていいッスか!?といういきさつで、課題を郵便局に出したらその足でHMVへ直行。いゃー……なんで4年前に買ってなかったんだ、自分。童謡のアレンジが中心なのですが、童謡だからって侮るなかれ。ファンキーでセクシーでイッちゃってる。turan.は「トリップ・ボッサ」だったけど、こちらは「トリップ童謡」。さ……さすが書上奈朋子……。惚れ直しました……。ちなみに個人的にハマったのは#4『夜明けの晩に(かごめかごめ)』。聞き覚えはあるのに何の曲だか思い出せない……ってほどにファンクなアレンジです。実は#1『フルサト(ふるさと)』#2『それが、乙女の祈りなのよ(乙女の祈り)』#3『別れの歌(別れの曲)』の方がいい曲なのですが、今だと私の心のやらかい場所をこれでもかとしめつけるので、ちょっと控えます。 つづきはこちら [0回]