2008/11/25 Category : Comics 『キナコタイフーン(1)』渡辺ペコ キナコタイフーン 1 (1) (Fx COMICS) (f×COMICS) 今さらでサーセン(´・ω・) 新人賞なんか獲っちゃったりして、自意識過剰になっていた映画監督志望の主人公が デビュー作大コケ → AV制作会社にスカウト → ヘンな自意識削げて成長していく…… というオハナシ。 渡辺ペコさんはトークショーを観に行ったことがある。 なんというか自意識と謙虚さがギリギリでせめぎあってるみたいなそういう人。 2chでの評価とかすっごい気になって検索しちゃう自分と、 「誰が何と言おうと気にするか!」みたいな自分とが二律背反して共存しているらしい。 そういう人が描いた「ものを作る」ことに関してのまんが、 て言ったら、たぶんみんな納得するんじゃないかと思う。 形而上童貞(精神的に童貞)のハナシは、前どっかで書いたと思うけど、 形而上処女 ってのもいて、どーいうのかというと「母性が無い女」。 「私を見て!」「私をキモチよくして!!」ってのしか頭に無い女。 SMクラブで女王様とかやって、めんどくさいM男の面倒とか見れば 母性を遣えるようになり、「処女」を棄てられるらしい、のですが。 主人公・キナコは処女なんですよ。形而上でも形而下でも。 それがいくつかの「みそぎ」を経て、(形而上)処女を脱していく物語。たぶん。 成長物語ってこともあって、テンポ的にダレる予感がするのが少々心配。 [0回]PR
2008/11/24 Category : Comics 『チェーザレ(6)』惣領冬実 チェーザレ 6―破壊の創造者 (6) (KCデラックス) チェーザレを取り巻いていた陰謀の全容が(ほぼ)明らかになりました。 アンジェロ→チェーザレ、ミゲル→チェーザレの想いも わかりやすく描写され、全体的に緊迫感漂ってきています。 そしてますますBLくさくなっていくように見えるのは 私の目が腐っているからですかそうですか。 とりあえずチェーザレ×アンジェロ(新参)なんですが、 アンジェロがチェーザレをアイドル視するのを見て、ミゲル(古女房)が 「お前がチェーザレの何を知っている! 俺はチェーザレの抱えている重いもの、暗いものも知ってるぞ」 って言ってる感じです、BLじゃないとしてもこれは確かだと思っています。 やっぱり結末はチェーザレの死なのかなー、 そういうのも含めて、ちょっとしばらく終わらないでほしいまんがですね。 [1回]
2008/11/23 Category : Comics 『きのう何食べた?(2)』よしながふみ きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)相変わらず、読めば料理のしたくなるよいまんがです。今回使ってみたくなったのはセロリ。ミネストローネに入れる、サラダにする、炒め物にする。ちなみに私が気に入りなのは「レモン醤油に漬ける」です。あとぶり大根をぶりアラを使って作ってみたくて、休日のたびにスーパーをのぞいていたのですが、毎回売り切れ。今日やっとアラげとズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!! できますた。平日は毎晩最後まで売れ残っていて、半額になったりなんかしちゃってるんだけど、休日はやっぱり主婦が買い上げるんですね、私朝イチで行ったんですけど、そのとき5パックくらいあったアラが昼ごろまた行ったらもう無くなってたもんな。と、いうわけでいま作っています。楽しみ楽しみ。アラじゃなくて、切り身で作ったとき私が参考にしたレシピ↓★ ブリ大根 by ochikeron手間は掛かるけどものすごぉぉく美味かった!史朗とケンジの出会いや、料理関係以外の2人の会話なんかもあって、ストーリーまんがとしても( ゚Д゚)ウマーな内容になっておりますごちそうさまでした。 つづきはこちら [0回]
2008/10/28 Category : Comics 『週刊石川雅之』石川雅之 週刊石川雅之 (モーニングKC)『もやしもん』石川雅之の、苦労人時代の短篇集。各話読みきりで、この人の編集能力のすごさというか、テンポ(まったりしているようでいて、実はいい)の持たせ方とか、何気ないのに「ぷくくっ」てふきだしちゃうセリフの「間」とかが堪能できる。そういった「技巧」の上に魅力的なキャラクター(菌)と題材が美味く上手く乗っかったのが、『もやしもん』なのだろうね。「まんが☆天国」特集企画:「まんがのチカラ」まんが家インタビュー★『石川雅之先生』 その1★『石川雅之先生』 その2★『石川雅之先生』 その3 つづきはこちら [0回]
2008/10/25 Category : Comics 『中村工房』中村光 今をときめく『聖☆おにいさん』の作者の、初期ショートギャグ連載。この当時は地元にいて一人で描いていて、編集さんと打ち合わせしつつネタ出ししつつされつつ、みたいなのが無かったからか、ネタは荒削り。大爆笑!! って感じのネタも、そんなには、無い。でも、ずーっとマンガ家になりたくて、なれて、連載持てて……っていう喜び、興奮みたいなものが全巻全ページを通して伝わってくる。それがスゴい。『聖☆おにいさん』でなぜイエスがいきなりろくろセットを買ったのか因果関係がわからなくて「土の器?」とか思っていたのですが、中村光自身が陶工の娘だったから、なんですね……。あと『荒川アンダーザブリッジ』のキャラクターはほぼこの『中村工房』の中で読みきりキャラとして出てきています。連載にあたって、短編のキャラクターたちを再採用したのは、恐らく「キャラを使い捨てるんじゃない!!」という、お母様のエコな教えによるものです。 つづきはこちら [0回]