忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『英語の語源』


英語の語源
英語の語源




長たらしい英単語を部分部分に分けて憶える、ってのはよくやりました。

substance=sub(副)+stance(立)とか、surround=sur(周)+round(円)とか。

でもこれは、さらに掘り下げて、各パーツのルーツにまで触れています。

そして現代では「形が似てるだけで無縁」に見える単語同士も、元を正せばひとつの語源を共にすることが明かされていきます。

単純に、楽しい。



ただ新書ゆえ、論の展開も中途半端ですし、量もそんなにない。

単語帳みたいにズラッと「語源辞典」のごとく並んでいるのを期待していたので、ちょい食い足りないです。

やっぱここから先は専門書・学術書になるんだな。



でも私の脳に何かを来したようで、これを読み終えた翌日から、英文を読むのが苦でなくなりました。

今までの脳みその出来が悪すぎたという説もあるが

拍手[0回]

PR

ヴィヴィアン・ウェストウッド展




photo by Rankin-Icon


六本木ヒルズに行く用事があったので、ついでに行っちゃいました。



ロックから始まって、古典的要素をパロディし、現在に至るまで……。

実際の衣装と、ショーなどの映像資料から、常に時代に先駆けてきたヴィヴィアン・ウェストウッドの仕事の素晴らしさを、歴史的「功績」として知ることができます。

展示の後半部分で見られる、ヴィヴィアン・ウェストウッド自身が語るVTRには畏怖の念すら感じます。

「世の中の服の90%は体に合わせることを考えていない」

「私の服はそれらの服への批判だと思っています」


みたいなこと、言ってた。

あと、イヴニングドレスの展示キャプションにあった

「華やかな服は人生を豊かなものにすると考えています」

ってのも、嬉しい言葉だと思ったなぁ。



「着るもの」としての洋服を観るだけでなく、そこに込められた社会観・思想まで伝わってくる、静謐ながら情熱的な展示でした。



個人的には古典的要素を取り入れ、パロディしたシリーズが好きだなぁ。

絵画がプリントされたコルセットとか、いいなぁって。



そうそう、もっとパンクでロックでビッチなばーさんだと思ってたら、普通に品の良い、きちんとした方なのね。

英語も聞きやすい英語だった。

拍手[0回]

『はじめての構造主義』橋爪 大三郎


はじめての構造主義
はじめての構造主義




学が無いから今更こういうものを読む。

あんたあと5年くらい学生やりなさい。



はい、私のよーなパッパラ大学生でもとてもとてもよくわかる、構造主義の入門本。

「構造主義って何ぞや」を、そのルーツとなった学問分野も含めて説明してくれています。

レヴィ=ストロースが、アマゾンやオーストラリア原住民の複雑な近親相姦タブー規則に、数学的法則を見出すに至った思想的経緯が描かれています。

ただ、あまりにも初歩の初歩なので、本格的にやりたい人には食い足りないでしょう。

とは言えもちろん一発で理解できてる訳はなくて、もう2〜3回読み直したい本でもある(借り物なのに)。


拍手[0回]

山口晃展




日本橋三越にて、本日最終日。

最近ギリギリに動くことが増えた。



さて山口晃さん。

大和絵の画面構成を用いながら、古今のモチーフを描きこむ、独自のスタイルを掲げる「絵師」の方です。





「東京圖 ― 六本木」


東京タワーのてっぺんにうだつがくっついてたり、三越の店舗の中に洋服の店員と着物・チョンマゲの江戸商人が混在していたり。

武士のよろいがパーツパーツでデジタルだったり、馬の下半分がバイクだったり。

これは遊び心なのか、或いは中途半端な和洋折衷によって、アイデンティティを見失っている「日本人」への啓発なのか?



作品について言うと、画面全体の構図バランスもさることながら、細部の描写がほんとーに細かい。

だから画集はルーペしおり付です(!)。

その精度たるや、エロティシズムさえ感じるほどです。



恐らく、恐ろしく、頭の良い方なんだろう、と思います。

でもその作品への凝り方を見ると、ものすごくうきうきと創作に励まれているというのも感じられます。

思うところは多いし、語るべきこともいろいろあるのでしょうが、とりあえず今は、面白い画家さんがいるぞ、というのだけ申し上げておきます。

拍手[0回]

気になるまんが


ブックオフでですら買うのをためらってしまう貧乏っぷりってどんなんだろう。



泡日
泡日



水彩画みたいに見える技法を使っていて(painterかな?)、絵にすごく情緒がある。

話も人情味に溢れてる。

不倫というどろどろしたものがテーマになっているのに、すごく優しく、丁寧に料理されてる。



やさぐれぱんだ
やさぐれぱんだ


こちら、割と話題の。

ビレバンで立ち読みして、笑い死にそうになって、これはヤバいいつの日かまた買いに来ようと、店を後にした次第。

そしたらうちの大学生協にもあった。

私が立ち読みした中で好きなのは、「鬼退治」かな。






拍手[0回]

PAGE TOP