2009/08/29 Category : Books またそーやって余計なロマンスを ~『天使と悪魔』→『デセプション・ポイント』ダン・ブラウン~ これと『天使と悪魔』を立て続けに読んだのだけれど。 アメリカの人ってほんとにああいうどーでもいいラブロマンス・ハッピーーエンドが好きなんですか?(´・ω・)『天使と悪魔』でら面白かったのに最後がアレで萎えた『プライドと偏見』のアメリカ版エンディングを見たときのげんにょりがフラッシュバックしたくちの悪い友だちが「アメリカ人あたま悪いからああやって具体的に描かないと そういう関係になったってわからないんだよー」とか言ってたけどね★作品自体は、宗教学的・美術学的要素がなかったし、初期作ってこともあってか『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』みたいに引き込まれてイッキ読み、ってことはなかったです。ふつうにじゅうぶん面白かったですけどね、豆知識多いし [0回]PR
2009/08/27 Category : Books リア充になりきれない女たち ~『働きマン』松方弘子のMake It Beauty!~ 『働きマン』松方弘子のMake It Beauty! (KCデラックス)だいぶ前の本ですが、ブクオフで安く出ていたのでご購入。安モヨ信者の友達に「こんなものを読んでるとリア充みたいで恥ずかしい」と言ったら「大丈夫、あれは実用書に見せかけた働きマンのムックだから★」と明るくフォローされました。そして実際そのとおりだなと思いました。そういや安野モヨコ自体がそういう人だしな。ちなみにその友達はオタ出身・元バンギャ、元カレの好みでCanCam系になろうと努力したもののいまいちしっくり来ないまま彼とは別れたという経緯の持ち主です。『Healthy』も買ったけどどうせ似たようなもんだろうな「働きマン」松方弘子のMake It Healthy! (KCデラックス)私は立ち読みすらしてないけど、前述の友達は買ってたprints (プリンツ) 21 2009年秋号 特集・安野モヨコ [雑誌] [0回]
2009/06/08 Category : Books 『作家のおやつ』 作家のおやつ (コロナ・ブックス)写真・参考図版が多く、本自体が息抜き的というか、おやつ的な本。三島由紀夫、手塚治虫、幸田文、澁澤龍彦など、私も敬愛する作家たちのライフスタイルや「食」への価値観も交えながら、遺族の方やゆかりのあった方々が、お気に入りのおやつを紹介しています。毎朝通勤電車の中で読んでいたので、朝から食欲そそられて仕方ありませんでした……。やたら多かったのは★「空也もなか」。私は食べたことないのですが、相当すごそうだ。次に上京したとき、食べてみたい。 [0回]
2009/06/07 Category : Books 『午後の曳航』三島由紀夫 午後の曳航 (新潮文庫)三島由紀夫作品に関しては、もう私がどうこういうものではないので、「読んだよ」という記録だけ、という感じなのですが。この作品にはちょっとした思い出があって、高校の時の模試で課題作品として出題されたのですよね。で、模試が終わった後Yちゃんという女子が、「式子ちゃんあれ何て言う作品かわかる? 先生に訊いてみたんだけど、 『確か三島由紀夫』ってことしかわからなくて……。」って訊いてきたんですね、私に。当時私村上春樹しか読んでなかったから、わかんなかったのですけれど(汗)。『午後の曳航』のあらすじを読んで、どうもコレくさいぞとわかったのは大学時代。すでにYちゃんも私も進学のために家を出ていて、お互いの現住所がわからない状態で、メアドも消しちゃってて、結局Yちゃんが『午後の~』にたどりつけたかどうかはわからないまま。Yちゃんは私に『木島日記』とか『北神伝綺』を教えてくれて、サブカルの手ほどきをしてくれた(笑)恩人なので、いま思うとなぜ連絡手段を絶ってしまったのか「( ;´・ω・`)?」なのですが……。 あと、大学に入ってから知り合った友人に案内してもらって行った元町を舞台にしているので、風景が容易に思い浮かぶという点でも、個人的には思い入れの湧く作品です。いちおう作品の感想を。三島の「少年観」「(理想の)青年観」「父性観」が一同に介していて「あ~~なるほど~~……」って思う。三島は「少年」であり「理想の青年」である自分のまま、堕落した「父性」を身に着けるまいとして、ああいうことをやったのかな、なんて、いろいろ。 [0回]
2009/05/06 Category : Books 『甲賀忍法帖』山田風太郎 甲賀忍法帖―山田風太郎忍法帖〈1〉 (講談社文庫)浅田寅ヲによるコミカライズ版、それからそのつながりで『バジリスク』も読んでいたので、満を持して、という感じで原作。すごく90年代的なものというか、二次創作・ラノベ的なものとして楽しませていただいたんだけど、これ、60年代の作品なんだよね……。やっぱ60年代ってファンキーな時代だったんだね、と言うべきか。今読んでも全然古びずに「トンデモ」なのは、すごい才能だと思う。「トンデモ」という点において、ある意味『バジリスク』より解釈が正しいんじゃないかしらん、と思っている つづきはこちら [0回]