2006/04/24 Category : Social トークショー「本当の恋はどこにある?」石田衣良×角田光代 第38回新宿セミナー@Kinokuniyaマリ・クレール LOVE キャンペーンスペシャルトークショー「本当の恋はどこにある?」〜マリ・クレールから恋に関する100の質問〜というイベントに行ってきました。対談するのはこのブログにもたびたびご登場いただいている、石田衣良さん&角田光代さん。行くしかないっ会場の紀伊国屋ホールは、思っていたよりも広い400人収容。新宿のどこにあんな広い面積があったんだ? 異次元??会場は男性:女性=1:3くらいでしょうか。カップルでいらしている方々もいて、微笑ましかったです。ちなみに私は男友達3人を引き連れていました。あんまり色気とか、ない。作家の方をナマで拝見するのは初めてでした。角田先生は思っていたよりふんわりした雰囲気の方。同行した男子は「あの天然っぷりはずるい。惚れそう」と申しておりました。でも言うことにたまーに毒が入っていて、「あぁ、あの小説を書いた方なんだなぁ」と、妙に納得。石田先生はもっと「あぁ」みたいな。どイケメンな。ほんっとに。座った瞬間、長ーい脚をさっと組む。もうこれで、我々一行全員心を奪われました。んーで、意外と声が低いのね。色っぽい。あぁ、もう、なんていうか、完敗です。かないません。もっともっといろいろ教えてください!……みたいな感じで、トークショーは幕を開けました。 つづきはこちら [0回]PR
2006/04/23 Category : Movies 『そして、ひと粒のひかり』 そして、ひと粒のひかり『そして、ひと粒のひかり』『クレールの刺繍』と同じく早稲田松竹にて。コピーが「運命は、私が決めるのを待っている。」っていうのだったんですけど、観終わってみてからナルホドと。こちらも「できちゃった」少女の話。ただし、舞台はコロンビア。貧しい生活の中で、主人公・マリアは麻薬の運び屋に手を染めます。ですが、降り立ったニューヨークで目にするリアルな死、そして郷愁・家族の絆……。途中はかなり退廃的・自暴自棄なムードが漂いますが、結末はすごく勇気付けられる、「母は強し!」な作品。はやくちなスペイン語とラテン音楽も、耳に心地よいです。裏テーマとして、経済格差ってのもあります。1回麻薬を運べば家族に家が買える、とか、コロンビアで子供は育てられない、とか……。 [0回]
2006/04/23 Category : Movies 『クレールの刺繍』 クレールの刺繍曇り空にはフランス映画が好く似合うなーんてのは、イメ戦発言でしょうか。でもさ、実際どんよりした天気の日に、底抜けに陽気なアメリカン・エンターテイメント映画なんて観たくないじゃない。クレールの刺繍という映画を観てきました。相変わらず気の利く早稲田松竹にて。そういえば、こういう静かな映画観るの久しぶりかも。ってかずっとアメリカ映画ばっかり続いてたのね。嫌いじゃないけど、食傷気味だったんだな。BGMがね、ないんですよ。だから全編にすごく日常的な、リアルな空気が漂う。そしてヨーロッパ独特の色彩感。気候が違うから植物も違って、それで風景も違ってくるんだな。そういうの考えると、日本ならではの色彩を活かして撮れてる映画って、どのくらいあるんだろ。脚本も上手い。セリフが多くないんですよ。俳優に、目でもの語らせている。俳優の演技力も求められるし、表情を捉えるカメラワークも巧みだし……女性監督(兼脚本)ならではの仕事ですね。(以下、ネタバレを含むあらすじ) つづきはこちら [0回]
2006/04/21 Category : Books 『男の涙 女の涙』石田衣良選 男の涙 女の涙―せつない小説アンソロジーなんかもう体力なくって、文庫版の短篇集しか読めません。教科書に載ってた『凧になったおかあさん』が収録されていてノスタルジー。あれー、これってこんなに重い小説だったか……。団鬼六を初めてまともに読んだ。『花と蛇』挫折したからさぁ……。『瘋癲の果て さくら昇天』って、官能小説みたいなタイトルだけどノーエロです。鬼六先生が、若い愛人の自殺に打ちのめされた経験談。2人の幸せだった生活の描写と、前触れのない自殺との落差がショッキングです。なぜ察することができなかったのか、そのやるせなさがせつない。あと、浅田次郎『スターダスト・レヴュー』。やっぱりこの人は面白いんだね。ナイスミドルの哀愁を描かせたら右に出るものはいないと思う。シメ方が本当に上手い。長編をちゃんと読みたいなぁ。江國香織『デューク』は、また涙出た……。ホント私この人に弱いわー。あと、石田衣良のあとがきが絶品。いい男すぎて悔しい。書くの何回目だ、このフレーズ。 [0回]
2006/04/19 Category : Music 『19才』スガシカオ 19才(初回生産限定盤)(DVD付)Yahoo!動画でPVを観たんですが、すっごいですよ。いやPVもすっごいですけどね。曲が。陰鬱な歌詞+アップテンポ っていう、私がスガシカオ作品の中でいちばん好きな系統。『リンゴ・ジュース』とか『いいなり』『イジメテミタイ』辺りと雰囲気似ています。いちばんスガシカオ「らしい」エリアだと思ってるんですけどね、私は勝手に。で、そういう系統の曲の総括みたいな仕上がりになってます。スガシカオ作品に通底するナルシシズム、自己嫌悪、欲望、女性嫌悪……そんなものが全部ドロドロ渦巻いている。それでいて、それらの要素はいつもながらの文才で腹八分目に調えられてる。音は、第一印象は聴きやすい。けれどよく聴くと、お得意の「ウヮーン」っていうギターの音使ってたり、細部が「らしく」作りこまれてる。サビとか歌いにくいしね!まぁーったくもってエロいもん作ってくれたなー って感じなんですが……。スガシカオの今までとこれからとが、見晴らしよく展望できる感じの作品だと思う。「スガシカオ苦手」って人には特に聴きづらい曲だろうけど……私は好き。エロいといえばPVですが。 つづきはこちら [0回]