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紫式子日記

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トークショー「本当の恋はどこにある?」石田衣良×角田光代


第38回新宿セミナー@Kinokuniya

マリ・クレール LOVE キャンペーンスペシャル

トークショー「本当の恋はどこにある?」

〜マリ・クレールから恋に関する100の質問〜




というイベントに行ってきました。

対談するのはこのブログにもたびたびご登場いただいている、石田衣良さん&角田光代さん

行くしかないっ



会場の紀伊国屋ホールは、思っていたよりも広い400人収容。

新宿のどこにあんな広い面積があったんだ? 異次元??

会場は男性:女性=1:3くらいでしょうか。

カップルでいらしている方々もいて、微笑ましかったです。

ちなみに私は男友達3人を引き連れていました。

あんまり色気とか、ない。



作家の方をナマで拝見するのは初めてでした。

角田先生は思っていたよりふんわりした雰囲気の方。

同行した男子は

「あの天然っぷりはずるい。惚れそう

と申しておりました。

でも言うことにたまーにが入っていて、

「あぁ、あの小説を書いた方なんだなぁ」

と、妙に納得。



石田先生はもっと「あぁ」みたいな。

どイケメンな。ほんっとに。

座った瞬間、長ーい脚をさっと組む。

もうこれで、我々一行全員を奪われました。

んーで、意外と声が低いのね。

色っぽい。

あぁ、もう、なんていうか、完敗です

かないません。

もっともっといろいろ教えてください!

……みたいな感じで、トークショーは幕を開けました。

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『そして、ひと粒のひかり』


そして、ひと粒のひかり
そして、ひと粒のひかり


『そして、ひと粒のひかり』

『クレールの刺繍』と同じく早稲田松竹にて。



コピーが「運命は、私が決めるのを待っている。」っていうのだったんですけど、観終わってみてからナルホドと。

こちらも「できちゃった」少女の話。

ただし、舞台はコロンビア。

貧しい生活の中で、主人公・マリアは麻薬の運び屋に手を染めます。

ですが、降り立ったニューヨークで目にするリアルな死、そして郷愁・家族の絆……。

途中はかなり退廃的・自暴自棄なムードが漂いますが、結末はすごく勇気付けられる

「母は強し!」

な作品。



はやくちなスペイン語とラテン音楽も、耳に心地よいです。



裏テーマとして、経済格差ってのもあります。

1回麻薬を運べば家族に家が買える、とか、コロンビアで子供は育てられない、とか……。

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『クレールの刺繍』


クレールの刺繍
クレールの刺繍




曇り空にはフランス映画が好く似合う

なーんてのは、イメ戦発言でしょうか。

でもさ、実際どんよりした天気の日に、底抜けに陽気なアメリカン・エンターテイメント映画なんて観たくないじゃない。



クレールの刺繍という映画を観てきました。

相変わらず気の利く早稲田松竹にて。



そういえば、こういう静かな映画観るの久しぶりかも。

ってかずっとアメリカ映画ばっかり続いてたのね。

嫌いじゃないけど、食傷気味だったんだな。



BGMがね、ないんですよ。

だから全編にすごく日常的な、リアルな空気が漂う。

そしてヨーロッパ独特の色彩感

気候が違うから植物も違って、それで風景も違ってくるんだな。

そういうの考えると、日本ならではの色彩を活かして撮れてる映画って、どのくらいあるんだろ。



脚本も上手い。

セリフが多くないんですよ。

俳優に、目でもの語らせている。

俳優の演技力も求められるし、表情を捉えるカメラワークも巧みだし……

女性監督(兼脚本)ならではの仕事ですね。



(以下、ネタバレを含むあらすじ)

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『男の涙 女の涙』石田衣良選


男の涙 女の涙―せつない小説アンソロジー
男の涙 女の涙―せつない小説アンソロジー




なんかもう体力なくって、文庫版の短篇集しか読めません。



教科書に載ってた『凧になったおかあさん』が収録されていてノスタルジー。

あれー、これってこんなに重い小説だったか……。



団鬼六を初めてまともに読んだ。

『花と蛇』挫折したからさぁ……。

『瘋癲の果て さくら昇天』って、官能小説みたいなタイトルだけどノーエロです。

鬼六先生が、若い愛人の自殺に打ちのめされた経験談。

2人の幸せだった生活の描写と、前触れのない自殺との落差がショッキングです。

なぜ察することができなかったのか、そのやるせなさがせつない。



あと、浅田次郎『スターダスト・レヴュー』

やっぱりこの人は面白いんだね。

ナイスミドルの哀愁を描かせたら右に出るものはいないと思う。

シメ方が本当に上手い。

長編をちゃんと読みたいなぁ。



江國香織『デューク』は、また涙出た……。

ホント私この人に弱いわー。



あと、石田衣良のあとがきが絶品。

いい男すぎて悔しい。

書くの何回目だ、このフレーズ。

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『19才』スガシカオ


19才(初回生産限定盤)(DVD付)
19才(初回生産限定盤)(DVD付)




Yahoo!動画でPVを観たんですが、すっごいですよ。

いやPVもすっごいですけどね。

曲が。



陰鬱な歌詞アップテンポ っていう、私がスガシカオ作品の中でいちばん好きな系統。

『リンゴ・ジュース』とか『いいなり』『イジメテミタイ』辺りと雰囲気似ています。

いちばんスガシカオ「らしい」エリアだと思ってるんですけどね、私は勝手に。

で、そういう系統の曲の総括みたいな仕上がりになってます。



スガシカオ作品に通底するナルシシズム、自己嫌悪、欲望、女性嫌悪……そんなものが全部ドロドロ渦巻いている。

それでいて、それらの要素はいつもながらの文才で腹八分目に調えられてる。

音は、第一印象は聴きやすい。

けれどよく聴くと、お得意の「ウヮーン」っていうギターの音使ってたり、細部が「らしく」作りこまれてる。

サビとか歌いにくいしね!



まぁーったくもってエロいもん作ってくれたなー って感じなんですが……。

スガシカオの今までとこれからとが、見晴らしよく展望できる感じの作品だと思う。

「スガシカオ苦手」って人には特に聴きづらい曲だろうけど……私は好き。



エロいといえばPVですが。


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