2008/07/12 Category : Travels 桃太郎神社 次なる目的地は★「日本珍スポット100景」 様でも取り上げられている、「桃太郎神社」。岐阜県との境目、木曽川流域の「飛騨木曽川国定公園」内「桃太郎公園」にあります。★ざっくりとした作りのオフィシャルWebお花見スポットだったり、キャンプ場が併設されていたり、地元の方にはけっこう親しまれているぽいようす。犬山遊園駅にはこんな↓看板が。いやがおうにも期待に胸がwktkします。炎天下。駅前の案内図には「桃太郎神社」の位置が示されておらず、ただ道路の延長に「至 桃太郎公園」とあるだけ……。タクシーの運転手さんに聞きます。「あのう、桃太郎公園に行きたいんですけど」「桃太郎さん?」(※すごく余談ですが、神社が「さん」付けで呼ばれるのは 嬉しいよね、と友人Rと勝手に喜んでいます。)「はい。どうやって行けばいいですか」「ここからだと、歩くかタクシーしかないよ」バスとか出てないみたいです。「歩くと何分くらいかかりますか」「30分くらいかな」「乗せていただきます」うっそうとした山の中、木曽川の川下りや鵜飼いの案内を運転手さんに聞きながら進みます。っていうかタクシーでもけっこうあった。歩くとかぜったいムリだった。と、いうわけで、車がない私たちのような旅行者の場合は、名鉄犬山線 犬山遊園駅で下車 → タクシー がおすすめです。日の丸タクシー(株)犬山橋営業所 058-384-1145名鉄タクシー 無線配車センター 0568-61-0195着くといきなり、猿がお出迎え。 境内にはこのテの作り物がいっぱいあります。塗装のハゲ加減に時代と哀愁を感じますね。 いちおう「神社」なわけですが、何の神様かというと子供の守り神。子どもの無事や、子宝を祈る絵馬が飾られていました。石段を登りきると、さらにドラマチックな作り物が。 脇を固める緑鬼・赤鬼と、ひな壇に鎮座する桃太郎なんとも気品に満ちた顔立ちです……?そして、ご本尊鳥居まで桃型。なんだかエロいです。桃型鳥居の説明書き。「悪は去る(サル)、病は居ぬ(イヌ)、災いは来じ(キジ)」な、なるほど……。お賽銭箱の桃プリントだけ妙にきれいなのが気になります。ここまで来たら是非入場してほしいのが、「宝物館」。大人200円、子供100円と良心的です。運営サイドとしてのメインは宝物館の展示物なんですが、 宝物館の前に遊び場がありましてですね、 桃太郎のSっぷりを堪能できるジオラマですとか顔はめなんかの、体験型遊具があるのですがひときわ目を引いていたのは↓こいつ。見てください、この腰つき。いかにも××してくださいと言わんばかりのバックスタイル。すべてのMはこの鬼を見習うべきだと思う。調教してあげました。見てください、この恍惚の表情。M鬼に気を取られてさらりと流しましたが、宝物館内部もけっこう見所があります。桃太郎にまつわる文物だとか、まつわらない昭和の雑貨ですとかこの地・犬山に桃太郎が実在した証拠ですとかをこれでもかと見せつけてくれるのですが、圧巻だったのは太平洋戦争時の戦意高揚ポスター。桃太郎と七福神たちが戦艦に乗り込んで、鬼畜米英たちを「鬼退治」するさまが描かれているんですね。戦時中そういう使われ方をされたため、戦後、桃太郎も「戦争責任」を問われ、教科書から一掃されてしまったんだそうです。そういえば載ってませんね、教科書に桃太郎。たぶんこの神社は、このポスターにある「桃太郎=神軍」「鬼=鬼畜米英」説を踏襲していて、そういやぁ鬼の顔が西洋人チックだったねなんて友人Rとうなずきあいます。なんか、終戦関係の資料もやたら多かったし。ちなみに犬山市では、教科書に載っていないなら、と独自の副読本を用意して、小学校の国語の時間に「地元のヒーロー」桃太郎について学習できるようにしているそうです。宝物館でもうひとつ拾いもんだったのが、「桃から生まれた桃太郎」ではなくて、「おじいさんとおばあさんが桃を食べたら若返って、 デキた子供を桃太郎と名づけました」説の紹介。それに基づいて描かれた、絵巻が展示されています。桃っていうのは薬効があることから、中国で昔からおめでたいとされている果実なんですよね。不老不死の象徴とされている。「桃まん」なんてのもあるし、かの地ではパラダイスを「桃源郷」なんて言う。オリヂナル 薬用桃の葉ローションネタスポットに見えて、意外とあなどれない桃太郎神社でした。日本珍スポット100景 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword