2005/11/21 Category : Comics 『耽美生活百科』楠本まき 耽美生活百科なんか知らないけど、まぁ多分ホルモンバランスの兼ね合いなんだけど、(ん? バランス=兼ね合い? 同義語重複??)ここ3日くらい、耽美ボルテージがまた上がっています。(今月の前半は、機能性重視っていうか、私にしては現実に目を向けていた。気まぐれなもんだ。)そんなノリもありつつ、発売当時=高校生のときから買わな買わな〜、と思っていた此方を、ようやっと購入。思えば長い道だった。だって字、細かすぎるんだもん……。でも読み始めると、案ずるより産むが易し、サックサク読んで、ニヤニヤできました。考えてみれば中学時代に紫崎感性の基礎を築いた楠本まき。合わないはずが無いんだよ。「耽美漫画家」と呼び声の高い楠本まきが、あいうえお50音順に耽美系ワードをテーマとして設定し、それについてイラスト&文章を綴るという、彼女には珍しいエッセイまんが。必ずしも、パーフェクト耽美&デカダンって訳じゃなく、それをひとつの「趣味」「嗜好」として、バランスよく、すなわち美しく過ごしている生活姿勢が窺えます。愛くるしいお人柄でいらっしゃるよね。ギャグ絵とか手書きの字とか、かわいいし。読んで思ったこと……この人、本当にB型だ……。こだわりを持って書かれている所と、ない所の差が激しすぎる。「50音順」て制限しないで、思いつくお題を、思いつくままに書いていってもらえば良かったんじゃあるまいかまぁ、このblogも「B型っぽい」って言われたこと、あるんだけどね♪さりとてやはり楠本まき、こだわって描いてあるパートはどれも美麗で一見に値します。「怠惰」「蟲」なんかは短編のような味わいですし、「漫画」「Works」などは、他では語られてこなかった、彼女の創作姿勢を知ることができます。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword