2008/08/13 Category : Books 【雑誌】『ラブコト』 ラブコト 2008年 09月号 [雑誌]★『エロコト』の続編、らしい。いちおう。「各方面からお叱りをいただいてしまったので、今回は配慮して」女性のためのエロいエコ、というコンセプトの雑誌になったらしい。けれど「女性が興味ありそうな話題」に手を出しすぎて、CREAやan・anと差別化が出来ていない上、テーマが散漫になっている。えらい豪華なゲストを今回も連れてきているんだけど、わざわざリリー=フランキーと川上未映子を対談させて「いいセックスは、ココロまで満たされる」なんて(主にan・anで)使い古されたテーマを語らせなくてもいいだろう。桜沢エリカの「セックスした男を好きになっちゃう女」とか、もういいだろうそんなプロトタイプのラジカル・ビッチ!!「各方面からお叱りを~」⇒今度は女性向けにって流れになるってことはやっぱアレかね、「女性を『資源』扱いしている!」とかって誰かがカシマシくしたのかね。いいじゃんね、資本主義体制において、自然の恵みも「女」もヒト(=man=male)のための「資源」にすぎんじゃんね。というか、この↑考え方をすれば、 『エロコト』のころはピンと来なかった「エロ=エコ」という理屈も納得がいく。「『いいエコ』とは何か」って聞けば、答えは十人十色だろうけど、あえて生ぬるい、ユルーい回答を設定すれば、「自然を『モノ(所有物)』扱いしないこと」ってことになると思う。これはそのまま「女を『モノ(所有物)』扱いしないこと」と、「いいエロ」に書き換えられる、のではないか。いい女=エロい女とは、男の所有物たることに甘んじない、野生の伽羅の大木(屋久杉でもいいよ)みたいな女のことではないか。なんかだんだん言ってることわかんなくなってきたけど、でも『エロコト』でもそんな特集を組んでいた、ハズ。つまり、やっぱり、坂本龍一は「わかっていた」のだ。ただ、『ラブコト』の前書きにあるとおり「時代を先取りしすぎ」た、パンクな手法をとっちゃっただけで。まぁ、んで、『ラブコト』に話を戻せば、 女性をターゲットにしている=女性を金ヅルと思っているという点において、坂本教授のコンセプトに反するんじゃねーか、なんてことを思ったりなんかする。エロコト 2006年 11月号 [雑誌] [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword