2010/08/21 Category : Art 東京に行ってきました(2) ~「オルセー美術館展」「マン・レイ展」於国立新美術館 上京時の日別展覧会メモ。8月13日。国立新美術館の日。会期終了直前のオルセー美術館展。★「オルセー美術館展」9:50に来たときにはすでに50分待ち。だけれど見終わった11時半頃は90分待ち、お昼を食べ終わった14時頃でも70分待ちだったので比較的「勝ち組」の方だったのだと思う。どちらかというと絵より人を観に行った という印象。モローの『オルフェウス』が観られたからいいや……。くらいに思っておく。正直あれだけでチケット代相応の価値はあると思う。モロー以外にも、寡聞にして知らなかった幻想主義系の作品を観ることが出来たのも良かった。あ、それからゴッホ。今まで苦手意識が強く、ゴッホ展とかも行っていなかったのだが、どういう訳か今回はすんなり観ることができた。大人になったのだろうか。名古屋でも秋にゴッホ展が行われるらしいので、食わず嫌いせずに観に行こうと思った。★イル・ヴィゴーレ六本木店でランチ。またパスタ。イタリアン・トマト系列のお店で値段は安いのだが、店内の調度に凝っていてとても落ち着いて食べられる。しかもひっじょーーーに美味い。国立新美術館にまた来たときはここに来よう!と前回の上京時から決めていたので、念願叶った。が、2010年8月末で品川シーサイドに移転してしまうらしい。そんなぁ……。午後はマン・レイ展。★「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」ダダっ子なのでマン・レイ展は非常に楽しみにしていたし、期待していた以上のものだった。マン・レイ=実験写真 のイメージが強いと思うし少なくとも私はそうだったのだが、マン・レイの写真以外の作品=絵画や立体オブジェも多数展示されており、マン・レイの新しい芸術への意欲、ひいては彼が生涯捧げつづけた美術への愛が展示全体から浮かび上がってくるようだった。アメリカ時代、商業写真で生計を立てざるをえなかったけど、彼のアイデンティティは常に「芸術家」だったこととか。交流があった20世紀美術界のビッグ・ネームたちとマン・レイの気の置けなさが感じられるポートレートが個人的には好き。芸術家どうしが互いの肖像画(似顔絵?)を描いた作品とか好きですね。「関係性萌え」なんだと思う。非常におすすめ。会期半ばの混雑してないうちに行ってください(笑)。ところでマン・レイ財団は森村泰昌がやったマン・レイの実験写真再現作品の公認をだな……。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword