2005/08/26 Category : Art ラテンなものと村崎 スペイン国立バレエ団の公演によせて。字数制限オーバーしたので改めて記事作成します。今日の公演……特に後半のフラメンコ色の強いパートで、ダンサーたちが見せた苦痛を帯びたような表情に、映画『dot the i』を思い出しました。この映画の主役もカルメンっていって、しかもフラメンコダンサーなんですね。で、映画の中で彼女が踊るシーンがあるんですが、そのとき彼女は婚約者ではない男性への愛ゆえに苦しんでいて、フラメンコでその情熱から来る苦悩(あるいは、苦悩の形をとった情熱)を表現するんです。 そして、これも『ラ・レジェンダ』の方なんですが、男装した女性ダンサーがアマジャの「身体」を表すんですが、白の衣装で。思わず『白のファルーカ』っすか!? と。。。ファルーカってのは、フラメンコの一種? なのかな?元は男性向けの舞踊で、女性ダンサーが男装して踊ることもあるそうです。いや、ファルーカって訳じゃなかったぽいけどね。『白のファルーカ』自体はフィギュアスケートまんがですが、主人公の親がフラメンコの名手だったって設定なんですよ。それで自分の中でフラメンコアンテナが敏感になっていた、ってのがあるんですよね。さらに!私の中でラテンといえば書上奈朋子!いやもっと正確に言えば、『psalm』の中に「Hora de verdad」っていう、男と女をそれぞれ闘牛士と闘牛に例えた曲があるんですよ。Hora de verdadってのは、闘牛で闘牛士が牛に止めを刺す瞬間のことらしいんですけどね。あなたと私は決して交わることのない光と影せめて私に美しい死を!せめて私に早くHora de verdad(真実の瞬間)を!……って。この曲の激情っぷりを、今日の舞台観てて思い出しましたねー。いや曲自体はさすが書上奈朋子でキレイに仕立ててあるんだけど、すごく切ない……泣き叫ぶみたいな声で歌ってるんだよね。喜怒哀楽を激しく表現する文化の中で生まれた、激しい表現のための舞踊なのだなぁ……などと勝手に思ってみた次第です。Psalm 詩編 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword