2008/05/09 Category : Art 『天妖―東學墨画集』 天妖―東學墨画集名古屋パルコのリブロに、チラシと一緒に複製画? が展示されていて、気になったので。東學(あずま がく)さんってこんな方★クリッピン・ジャム インタビュー『天妖』に使われている墨絵は死んだような女性の目や線の細さが米倉斉加年に似てるなぁと思ったのですが、いろんなタッチを使われる方なのですね。しかし影響を受けた画家:横尾忠則ってあって、すごくすごく納得した。展覧会も実施されるみたいです。★東學墨画展『天妖』 日付 : 2008/6/26(木)~ 29(日)(11:00 ~ 21:00) 入場料 : 無料 場所 : HEP HALL(大阪・梅田)梅田なら行っちゃおうかな。しかし4日間か。運よく休みが重なったりしないかな。 [0回]PR
2008/05/08 Category : Books 『肉体の学校』三島由紀夫 肉体の学校 (ちくま文庫)パッと見、やっすいメロドラマ。題名も上手いとは言いがたいしね。三島由紀夫はたまにこういうのを書くし、そしてそれはなんだかちくま文庫に多いんだが、まぁたぶん編集者の手腕なんだろう。そしてこういう作風もたまにやっちゃうZE★ってのは官僚的空気の中で育った三島なりの家庭≒自分への反抗なんだと私は勝手に解釈している。それでもどうしても抜けきらない文体の気品というか、下衆な人間・下卑た場面を描いてはいても、それを描写するその言葉が流麗で美しくて「もう、やっぱりゆっきーなんだから♪」って嬉しくなってしまう。この作品は、話自体は熟女の失恋⇒成長譚なんだが、読んでて三島自身が主人公たちになりたがってたんじゃないかと思えてきた。主人公みたいに、知的で家柄が良く美しい熟女になりたい反面、若さと見た目の美しさだけが取り柄で、中身は自分が思ってるほど詰まっていなくて、熟女にコテンパンにやっつけられる愚かな少年にもなりたかったんじゃないか……と思えてくる。あるいは前者が三島の幼い頃から培ってきた素質で、後者がボディビルを始めてから目指していた像かな。だって、少年の描写が「肉体」時代の三島の肖像と印象ダブるんですもの。 [0回]
2008/05/07 Category : Books 『ロックンロールミシン』鈴木 清剛 ロックンロールミシン (新潮文庫)'84年生まれの私からしてみればこういった80年代的感性の作品は非常に共感が持てるというか肌になじみやすいのだが、やはりこのように何も生み出さずどこにも歩み出さない感性であるというそのことを、弱点だと思ってしまう。 [0回]
2008/05/06 Category : Movies 『いのちの食べかた』『タクシデルミア』に寄せて ご当地解剖図鑑根付(十勝乳牛)No.5★『いのちの食べかた』★『タクシデルミア』08年上半期の2大カルトムービーといわれる(嘘)2本を見て、どーっしても欲しくなった。買った。買っちった。ちなみに「小岩井乳牛」との違いは首のタグらしいです。ガン見して見比べてた私に、映画館の人が教えてくれました。ご当地解剖図鑑根付(小岩井乳牛)No.8★あすなろ舎公式Web他にもいろいろあります。シーサーの解剖フィギュアとかもあります。 つづきはこちら [0回]
2008/05/05 Category : Books 『えっちな気持ち』菜摘ひかる えっちな気持ち (角川文庫)★“風俗店に行く若者が減少”なんてニュースがあったけど。『えっちな気持ち』と題されてはいますけど、中身はまったくもって『メンヘルな気持ち』です。風俗嬢がいかに病んでいるか!!いかに彼女らが精神をすりへらして(ワリに合わない)報酬を得ているか!!!が延々と書かれています。「恋愛は売春の趣味である」なんてボードレールも言っていて、「女」である以上、程度の差こそあれどの女子も娼婦的ではあるのだけれど、やっぱりガチでやってる人にはかなわない。と思う。当たり前だけれど。もうだから、男の人がこの本読んだらその後風俗行けるんかなー、って思います。私が男ならインポになってる気がする。で、それでも勃っちゃう自分に自己嫌悪すると思う。イャこっから書くこと全部憶測なんでただの叩き台、というか、叩き台になるかすら危ういんですけど、たぶんね。娼婦って仕事って、元を正せば つづきはこちら [1回]