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紫式子日記

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『天妖―東學墨画集』



名古屋パルコのリブロに、チラシと一緒に
複製画? が展示されていて、気になったので。


東學(あずま がく)さんってこんな方
クリッピン・ジャム インタビュー


『天妖』に使われている墨絵は
死んだような女性の目や線の細さが
米倉斉加年に似てるなぁと思ったのですが、
いろんなタッチを使われる方なのですね。

しかし影響を受けた画家:横尾忠則
ってあって、すごくすごく納得した。


展覧会も実施されるみたいです。
東學墨画展『天妖』
 日付 : 2008/6/26(木)~ 29(日)(11:00 ~ 21:00)
 入場料 : 無料
 場所 : HEP HALL(大阪・梅田)

梅田なら行っちゃおうかな。
しかし4日間か。
運よく休みが重なったりしないかな。

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『肉体の学校』三島由紀夫



パッと見、やっすいメロドラマ。
題名も上手いとは言いがたいしね。

三島由紀夫はたまにこういうのを書くし、
そしてそれはなんだかちくま文庫に多いんだが、
まぁたぶん編集者の手腕なんだろう。

そしてこういう作風もたまにやっちゃうZE★
ってのは官僚的空気の中で育った
三島なりの家庭≒自分への反抗なんだと
私は勝手に解釈している。

それでもどうしても抜けきらない文体の気品というか、
下衆な人間・下卑た場面を描いてはいても、
それを描写するその言葉が流麗で美しくて
「もう、やっぱりゆっきーなんだから♪」
って嬉しくなってしまう。


この作品は、話自体は熟女の失恋⇒成長譚なんだが、
読んでて三島自身が主人公たちに
なりたがってたんじゃないかと思えてきた。

主人公みたいに、知的で家柄が良く美しい熟女になりたい反面、
若さと見た目の美しさだけが取り柄で、
中身は自分が思ってるほど詰まっていなくて、
熟女にコテンパンにやっつけられる愚かな少年
にも
なりたかったんじゃないか……と思えてくる。

あるいは前者が三島の幼い頃から培ってきた素質で、
後者がボディビルを始めてから目指していた像かな。
だって、少年の描写が「肉体」時代の三島の肖像と
印象ダブるんですもの。

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『いのちの食べかた』『タクシデルミア』に寄せて



『いのちの食べかた』
『タクシデルミア』


08年上半期の2大カルトムービーといわれる(嘘)
2本を見て、どーっしても欲しくなった。
買った。買っちった。


ちなみに「小岩井乳牛」との違いは
首のタグらしいです。
ガン見して見比べてた私に、
映画館の人が教えてくれました。



あすなろ舎公式Web
他にもいろいろあります。
シーサーの解剖フィギュアとかもあります。

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『えっちな気持ち』菜摘ひかる



“風俗店に行く若者が減少”なんてニュースがあったけど。


『えっちな気持ち』と題されてはいますけど、
中身はまったくもって『メンヘルな気持ち』です。

風俗嬢がいかに病んでいるか!!
いかに彼女らが精神をすりへらして
(ワリに合わない)報酬を得ているか!!!

が延々と書かれています。


「恋愛は売春の趣味である」
なんてボードレールも言っていて、
「女」である以上、程度の差こそあれ
どの女子も娼婦的ではあるのだけれど、

やっぱりガチでやってる人にはかなわない。

と思う。当たり前だけれど。


もうだから、男の人がこの本読んだら
その後風俗行けるんかなー、って思います。
私が男ならインポになってる気がする。
で、それでも勃っちゃう自分に自己嫌悪すると思う。


イャこっから書くこと全部憶測なんで
ただの叩き台、というか、
叩き台になるかすら危ういんですけど、

たぶんね。
娼婦って仕事って、元を正せば

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