2007/07/21 Category : Movies 映画『ロバと王女』 ロバと王女 デジタルニューマスター版ハナシ自体はくっだらん。だって、おとぎ話そのまんまなんだもん……。毒とか抜かれたまんまで、独自の解釈とかないんだもん……。幼稚的童話性のまんまで実写は、厳しいよ、そりゃ。見所があるとすれば、めっちゃくっちゃ気合の入った衣装&セットでしょうか。家令や馬が真っ青or真っ赤に塗られてんのは、なんか絵本の挿絵からそのまんま抜け出してきたみたいでした。まぁ、いずれにしろ実写でやるとびっくりなんだが。 [0回]PR
2007/07/21 Category : Movies 映画『昼顔』 昼顔これも『バーバレラ』と同じく、森村泰昌が扮していたから観たのですが。まずは似ててびっくりした・笑。たまにモリムラに観えたwwハナシ自体は、なんだかフェミのにおいがするなぁというか。自分の不感症を責め、サディスティックな行為をしてくる夫に対し、夜は貞節な顔をしながら昼は娼婦として働き、夫とは感じられなかったエクスタシーを見出す。最終的には自分に盲目的な恋をした客が夫を銃撃し、車椅子で口もきけなくなった夫を、蹂躙するように介護する……という。ただどーも、オンナが自分の[性的]自由を得るには風俗商売やらなきゃいけないのでしょうかね、少なくともこの時代の視座では。カトリーヌ・ドヌーヴは美しいです。『ロバと王女』のはじけるように若いころより、ひょっとしたらキレイだったかも。「上品な」時代の映画なので、セットや音楽、役者たちの身のこなしもエレガントで、史料的に? 参考になりますねぃ。 [0回]
2007/07/21 Category : Movies 映画『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』 ロッタちゃんと赤いじてんしゃ確かに鮮やかな色彩とか、悪くない。北欧の暮らしも、憧れる。ただし、自分自身がロッタちゃんみたいに頑固でわがままでしかも、なんだかんだ周りに愛されてる人が観ると、同族嫌悪を覚えます。「このクソガキャ!」みたいに。私とか。たぶん、自分を抑制しがちな2番目っ子とか、下から2番目っ子とかが観ると素直に楽しめるんでしょうね。あと、リンドクレーンの原作では「ロッタちゃん、ピクニックに行く」なり「ロッタちゃんのお誕生日」なりなっていたであろう各章を、ぶっつづけで映画化しているため、気づいたら話が全然変わっていて、ついていきづらいし冗長。映画としての一貫性はそこなわれても、サブタイトル(字幕じゃなくて副題)を入れてほしかったかも。 [0回]
2007/07/21 Category : Movies 映画『コーヒー&シガレッツ』 コーヒー&シガレッツやまだないとがこの映画にずいぶんとご執心なので、観てみた という順番。コーヒーと煙草を前に、静かに交わされる、何気ない「誰か」の会話。喫茶店(カフェというより喫茶店)で隣のテーブルの会話をたまたま聞いてしまったときの、後ろめたさとそれを上回る好奇心を思い出す。そして会話の中に見え隠れする、人間の優越感、嫉妬、劣等感、浅ましさ、現金さ……。醜くて、滑稽で、イタくて、そして身に覚えのある感情。この映画が好きって人が少なくないのも、納得しました。ただ私は、「あーやまだないと本当に この映画好きなんだなぁ」程度にとどまってしまいましたが・笑。「双子」とか。 つづきはこちら [0回]
2007/07/20 Category : Movies 映画『ルネッサンス』 ●映画『ルネッサンス』オフィシャルサイト●Yahoo!映画特集ページ(~7/23)予告編でヴェルディの『レクイエム』が使われていたので、思わず観にいってしまった。ストーリーはあまり期待していなかったけど、やっぱりその見方で正解。どのプレスリリース観ても白と黒の切り絵みたいな画像だと思いますが、この輪郭ナシ、陰影オンリーの絵柄がそのまんま動きます。背景はもちょっとソフトフォーカスっていうか、写真をモノクロ加工した感じで、人物が目立つような処理になってましたが。この技法は嫌いじゃなかった。光が点滅する様を描いた冒頭のクラブシーンなどは、圧巻。コマ数がたぶんハンパじゃなくて、カーチェイスシーンなどはジェットコースターに乗ってる感じ。期待以上によかったのが音楽で、やっぱりヨーロッパのアニメ映画ですね、テクノ・サウンドなのですが、クラシカルな旋律を使っていて、なかなか耽美的な印象。『レクイエム』は、残念ながら、ストーリーの中では使われていなかったのですが。んで、ハナシなのですが【以下ネタばれ】 つづきはこちら [0回]