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紫式子日記

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映画『ロバと王女』


ロバと王女 デジタルニューマスター版
ロバと王女 デジタルニューマスター版


ハナシ自体はくっだらん。

だって、おとぎ話そのまんまなんだもん……。

毒とか抜かれたまんまで、

独自の解釈とかないんだもん……。

幼稚的童話性のまんまで実写は、

厳しいよ、そりゃ。



見所があるとすれば、

めっちゃくっちゃ気合の入った

衣装&セット
でしょうか。

家令や馬が真っ青or真っ赤に塗られてんのは、

なんか絵本の挿絵から

そのまんま抜け出してきたみたいでした。

まぁ、いずれにしろ

実写でやるとびっくりなんだが。

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映画『昼顔』


昼顔
昼顔


これも『バーバレラ』と同じく、

森村泰昌が扮していたから観たのですが。

まずは似ててびっくりした・笑。

たまにモリムラに観えたww



ハナシ自体は、

なんだかフェミのにおいがするなぁ

というか。



自分の不感症を責め、

サディスティックな行為をしてくる

夫に対し、夜は貞節な顔をしながら

昼は娼婦として働き、

夫とは感じられなかったエクスタシーを見出す。

最終的には自分に盲目的な恋をした客が

夫を銃撃し、車椅子で口もきけなくなった夫を、

蹂躙するように介護する
……という。



ただどーも、

オンナが自分の[性的]自由を得るには

風俗商売やらなきゃいけないのでしょうかね、

少なくともこの時代の視座では。



カトリーヌ・ドヌーヴは美しいです。

『ロバと王女』のはじけるように若いころより、

ひょっとしたらキレイだったかも。



「上品な」時代の映画なので、

セットや音楽、役者たちの身のこなしも

エレガントで、史料的に? 参考になりますねぃ。

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映画『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』


ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
ロッタちゃんと赤いじてんしゃ


確かに鮮やかな色彩とか、悪くない。

北欧の暮らしも、憧れる。



ただし、

自分自身がロッタちゃんみたいに

頑固でわがままで

しかも、なんだかんだ

周りに愛されてる人


が観ると、同族嫌悪を覚えます。

「このクソガキャ!」

みたいに。私とか。



たぶん、自分を抑制しがちな

2番目っ子とか、

下から2番目っ子とかが観ると

素直に楽しめるんでしょうね。



あと、リンドクレーンの原作では

「ロッタちゃん、ピクニックに行く」

なり

「ロッタちゃんのお誕生日」

なりなっていたであろう各章を、

ぶっつづけで映画化しているため、

気づいたら話が全然変わっていて、

ついていきづらいし冗長。

映画としての一貫性はそこなわれても、

サブタイトル(字幕じゃなくて副題)を

入れてほしかったかも。

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映画『コーヒー&シガレッツ』


コーヒー&シガレッツ
コーヒー&シガレッツ


やまだないとがこの映画に

ずいぶんとご執心なので、

観てみた
 という順番。



コーヒーと煙草を前に、

静かに交わされる、

何気ない「誰か」の会話。



喫茶店(カフェというより喫茶店)で

隣のテーブルの会話を

たまたま聞いてしまったとき
の、

後ろめたさとそれを上回る好奇心を

思い出す。



そして会話の中に見え隠れする、

人間の優越感、嫉妬、劣等感、

浅ましさ、現金さ……。


醜くて、滑稽で、イタくて、

そして身に覚えのある感情。



この映画が好きって人が少なくないのも、

納得しました。

ただ私は、

「あーやまだないと本当に

 この映画好きなんだなぁ」


程度にとどまってしまいましたが・笑。

「双子」とか。

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映画『ルネッサンス』




映画『ルネッサンス』オフィシャルサイト



Yahoo!映画特集ページ(~7/23)



予告編でヴェルディの『レクイエム』が使われていたので、

思わず観にいってしまった。



ストーリーはあまり期待していなかったけど、

やっぱりその見方で正解。



どのプレスリリース観ても

白と黒の切り絵みたいな画像だと思いますが、

この輪郭ナシ、陰影オンリーの絵柄が

そのまんま動きます。

背景はもちょっとソフトフォーカスっていうか、

写真をモノクロ加工した感じで、

人物が目立つような処理になってましたが。


この技法は嫌いじゃなかった。

光が点滅する様を描いた

冒頭のクラブシーンなどは、圧巻。



コマ数がたぶんハンパじゃなくて、

カーチェイスシーンなどは

ジェットコースターに乗ってる感じ。



期待以上によかったのが音楽で、

やっぱりヨーロッパのアニメ映画ですね、

テクノ・サウンドなのですが、

クラシカルな旋律を使っていて、

なかなか耽美的な印象。

『レクイエム』は、残念ながら、

ストーリーの中では使われていなかったのですが。



んで、ハナシなのですが【以下ネタばれ】

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