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紫式子日記

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朱・赤・明


最近、朱色が気になってんです。

やたら彼岸花が見たくなったり、ライトアップされた神社の朱鳥居に見とれたり。



そういえば先日、理系の友人に

「金魚って英語でGold Fishって言うって本当ですか?」

と訊かれ、そうだと答えてやったら、

「何で? あれ赤ですよねぇ、東西揃ってどうしてそんなに色彩感覚がおかしいんだ……。」

と頭をひねる。

仕方ないので、どこかで小耳に挟んだ気がする、「金・魚」をそのまま英訳したのだ、という説を教えてやったら、そこにはひとまず納得してくれた。

(この説、ウラ取れてないんで違ったら教えてください)

でも赤を金と呼んだ昔の人のセンスはやはり理解できないというので、適当に講釈してやったのが以下の内容。



まず、昔の人の色彩感覚(=呼び方)と現代人とのそれは違う。

この色を現代人は「緑」とカテゴライズするけれども、古代の人には「青」の一種だった。

これと同じノリでわかってほしい。

「あか」という音は「明るい」と同じ起源だ。

なぜなら、ほかの色と比べても赤というのは目立ち、あたかも光を放っているように見えたから。

金というのは、光を放っている(もちろん、正確には反射している)状態だ。

ゆえに、赤=明るい=金、という等式が成り立ち、赤い魚が「金魚」と呼ばれたのではないか、と。



「くろ」も「暗い」と同源だそうだし、そこんところはスタンダールが『赤と黒』を正/偽の対比に見立てたのに通じる色彩感覚があるのかもね。

「真っ赤な嘘」って言葉があるけれど、あれは嘘のイメージカラー:赤 なのではなくて、「ウソだと明らかな嘘」の意味らしい、やっぱり。

「赤ちゃん」てのも、純粋無垢=明=赤、っていうつながりみたいね。




で、ここから先……冒頭で振っといた通り、最近朱色が気になっている話……。

ここんとこ調子下がり気味だから、「あか」るい色で自分を上げていきたいのか……。

上向きになっているから、「あか」を好きになれるのか……。

あるいは、判別のつかなくなってきた嘘偽りを「あか」るみにしてほしいのか?

私の中の混沌を「あか」るく晴らしてほしいのか……。

どうも、昔から色にはツイ強い意識を抱いてしまう人間なので、色の好みの変化というのは兎角気になる次第……。

朱鳥居でもクグッテ、迷いを晴らすべきかねぇ?



 〜参考サイト様〜

Aloha Productsメモ・あやしうこそ

語源由来辞典



 〜おまけ〜 こういうサイト、大好きw

色見本の館

原色大辞典

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