2008/04/15 Category : TV 「プロフェッショナル 仕事の流儀」 ~輝け社員、よみがえれ会社~ うん、白状するよ。最近NHK以外のチャンネル見てないんだ。★NHK 番組ページ★4月15日放送内容住吉美貴アナウンサーの舌鋒が鋭すぎていつも楽しく観ていますが、今日のはいちだんと面白かったですね。「工場再建請負人」の方が今日のプロフェッショナルでした。効率化・経済化するのは当たり前だしどこでも試みそうなことなんだけど、この人のスゴいところは「社員のやる気を起こさせる」というのを大事にしているところ。ベルトコンベアがあるじゃないですか。あれ、1人1工程、多くても3工程位なんですね。工場バイトしてるとわかるんですけど・笑「請負人」の山田さんという方は、1人が行なう作業量を増やす。増やしてしまう。もちろん1人あたりの負担は増えるんですけど、負担が増えると、人は何をするか。工夫するんですね。「いろいろ工夫できて楽しい!」「工場改革」に立ち会った従業員さんたちの笑顔の、まぶしいこと!社会学だと、 現代を「人間疎外」の時代、なんて言ったりするんです。「人間性が疎外されている時代」ですね。コンビニとかファミレスとかファストフードとか全国どこに行っても同じチェーンがあって、どこも同じマニュアルでやっている。人件費を抑えるため、人材派遣産業に頼る。毎回初めての人が来てもいいように、仕事の内容はマニュアル化される。「私でなくてもいい」、「交換可能な個」の時代。モダン・タイムスまぁ、ちょっと仰々しく言いすぎですけど、「私が私である」必要性が薄い生産体系。やる気もあまり起きません、そりゃ。そこに、山田さんは「人間性の復権」をもたらすわけですね。ルネサンスですね。働く人はやる気が湧くし、工場ももうかる。(実際に、1人あたりの生産量が増えるそうです)人手にも余裕が出来て別の事業が始められる。なんだか資本主義経済にダマされてる気分にもなりますが、(だってトヨタ式だぜ!?)どうせ働かなきゃいけない状況なら苦痛は少ない方がいいじゃない。最近は、そんなことを思う。社会主義だってなー、個人の嗜好や人格が存在するからハタンしたよーなもんだと思うしなー。「私」探しゲーム―欲望私民社会論 (ちくま学芸文庫) [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword