2008/04/16 Category : Books 『広告の本』天野祐吉 広告の本いきなりアレなんですが。。。★天野祐吉先生、ステキよね!いゃまじで。NHK-BSの★「日めくりタイムトラベル」なんか観ててもさ、さしはさむ解説が的確で簡潔なの!戦中育ちだからいろいろ知ってて喋れるのに、ぜんぜんしゃしゃったりしないし!!親元帰ってるときしか観れないけどね、BS。っていうか親元帰っててもNHK観てるんだな。土日が多いから大抵大河観てるし。さいしょにお名前を知ったのは読売新聞のコラムでした。肩書きも「コラムニスト」だし、何なさってる方か知ったのは実はごく最近、この『広告の本』読んでからなんですね。広告批評 325号(2008年4月号) (325)( Д) ゚ ゚★創刊者じゃねェェーかッッ!!! 『広告批評』て雑誌作っちゃうくらいの人が書いたそのものずばり『広告の本』なんだから、そりゃ面白いよな。な。ハイ、面白かったです。元々商品名と価格を広報するだけ……のものだった広告が、高度経済成長に伴って消費者に自社製品を「選ばれる=選ばせる」ためのものになっていったという歴史的背景。(考えてみりゃ当たり前なんだけど、 目からウロコだった)対談がすごく良かった。谷川俊太郎、和田勉、林光、山藤章二、横尾忠則、糸井重里!!20年前の本なんだけど、今読むと当時対談の中で危惧されていたことがそのまんま実現して「問題な状況」が定着しちゃってる感じ。「毎年異常気象」みたいなさ。和田勉との「何かについて語るということは、 自分について語るということ」「それが、本当のコマーシャリズムなんだな」「そういう点では、いまのコマーシャルは コマーシャリズムを失っている」「ああ、いい言葉ですね(笑)」というやりとりが、ずっと引っかかっている。あとは「もうひとつの広告」と題された、政府や個人が出す「意見広告」の章が興味深かった。単純に、知らなかったからだけど。Blog★「天野祐吉のあんころじい」の面白さが、すでに神々しいほどな件。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword