2009/06/14 Category : Plays 平野あかね&フ透明少年パフォーマンス@クリエーターズマーケット( 於なごやポートメッセ) ★フ透明少年OfficialWebsiteフ透明少年さんは、名古屋を中心に活動するパフォーマンスユニット。昨日・今日となごやポートメッセで開かれた「クリエーターズマーケット」に招待団体として出演なさるとのことで、観に行きました。観客の目の前でメイク中。平野あかねさん製作の、ビニールひもを利用したセット。私が見たときも製作中で、どんどん拡がっていったらしいです。最終17時からの回では、これの解体パフォーマンスもやったそうです。さぞかし迫力だったろーなー。予定の13時より少し早く、静かに音が奏でられはじめて、パフォーマンス開始。 つづきはこちら [1回]PR
2008/01/12 Category : Plays 『世界でいちばん俺が好き!』開幕ペナントレース 於下北沢OFF・OFFシアター ★開幕ペナントレースWebサイト演劇やってる友人に波田野淳紘(劇団820製作所)ってのがいまして、彼が客演するというので行ってきた。波多野の演劇は割と詩的というか、台詞で空白の空間に世界を織り上げる!みたいな色合いが強いのですが、開幕ペナントレースさんは真逆。なんかね、「マッスルミュージカルを 7人でやってみた!!」みたいな感じなの。カラダ張るって、こうやるんだ……っていうか。明らかに負担掛かる中腰とか、空気椅子的な姿勢とかで「お前らの肉体はここに現存する!!」って怒鳴りつけられてる感じ。あぁ、とりあえず暑苦しいんだ。(注:褒めてます)なんというか、最後に肉体は勝つ!みたいな圧倒的な感慨を抱きましたね。あの、なかやまきんに君からこっち、HGとか小島よしお(OB)とか、筋肉系芸人が絶えないじゃないですか。それってだから、そういうことなんだと思います。そういうことなんじゃないかと思わされる、舞台でした。 [0回]
2007/01/02 Category : Plays 劇団四季『鹿鳴館』 えへへ。いっちゃった。いってきちゃった。初「劇団四季」、しかも三島由紀夫原作『鹿鳴館』!!ストレートプレイ自体初めてだったのですが、イヤ大当たりな初・体・験と相成ってしまいました。力の入れようがひとまずスゴい。演出・浅利慶太ってところから始まって主人公・朝子は浅利慶太の奥様である野村玲子、浅子の夫である影山男爵役は「劇団四季」創設メンバーの日下武史!特に久雄と一対一で話す場面以降、野村玲子の演技に表情の輝きや台詞の熱が増していくさまは、目を見張るほど。重鎮の異彩を放っていたのは日下武史で、些細な点かもしれませんが「笑い方がちがう」。堂に入った演技は、ナルホドサスガでした。衣装は森英恵、フラワーアレンジは假屋崎省吾と、スタッフも手抜かりありません、御前。そしてなんたってストーリーがスゴい。「台詞の緊張感を欠いたらただのメロドラマ」なんて解説にはあるけれど、三島が陥り、最後はその中で破滅を迎えた「洋の東西」「男女の別」「公と私」という対立要素の相克とストーリーを重ね合わせれば、それらの輻輳がおもしろくってしょーがない。そこに「子殺し」「親殺し」、「仮面夫婦」といった三島個人のこだわり要素まで絡んできて、それを考え始めたらホントもーおなかいっぱい。脚本としても秀逸で、台詞が明快的確。パンフレットの「あらすじ」で想像していたよりずっと理解しやすかったです。そして何より浅利慶太が力を入れたという「台詞の緊張感」。いまや本の中にしか存在しない「雅文体」ですが、あくまでも耽美で、あくまでも壮麗な舞台の上では、麗しい輝きを持って私たちの耳を潤したのでした。作品だけでなく、三島に関する論考も寄せられたパンフレットは、必見。 つづきはこちら [0回]