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紫式子日記

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父とのこと。 ~我の如何にして文化系となりしか~

最近ひとりっこの娘を持つ「パパ」の人と知り合った。
30歳でパパになったのでうちと同じ組み合わせ。
(私も両親が30歳のときに生まれたひとりっこ長女。)

で、お互いの家族の話とかするのだが
「同じ組み合わせ」のはずなのに様子がえらく違う。

あちらの家庭では
「パパがほしいものを『娘のため』と言い訳して買う
  ⇒娘、まったく喜ばない」
ということが起きるらしい。

うちは逆で
「父が自分の好きなものを買う
  ⇒私も気に入る ⇒私のものになる」
というパターンが多い。
『火の鳥』全巻とか、ワープロとかPCとか。



『火の鳥』(手塚治虫)に限らず、
私の趣味は父の影響を多分に受けていて、
『STAR WARS』『ブレードランナー』みたいな
「お前リアルタイムで観てねーだろ」な映画や
ジャズ、ロックみたいな「古い」音楽に親しんでる理由も
「詳しくないけど父が聴いてたから知ってるし好き」。

あとうちの父は文学青年なので父専用本棚には
文庫本がびっしりだった、私が子どもの頃から。

"私のため"と言い訳して欲しいものを買う
ということをしないどころか
そもそもあまり私にものを買わなかった父だけど
ちょこちょことプレゼントしてくれたものはあって、
私が最初に所有した文庫本は父が買ってくれた
『羊たちの沈黙』原作だった。
ときに私12歳とかそのへん。
レクター・シリーズはずっと好き。

父の好みが(良質な)サブカルチャーだったから
自ずと私もサブカルな好み(ただし安い)に傾倒した
っていうのはすごくあるはずです。



でもこういう「父親と好みがカブる娘」って
少ないみたいですね。
「父親大好き」ってのは珍しくないけど。
前述の「パパ」の話を聞いて気づきました。

生活スタイル的なアレで、子どもの頃は
母にべったり&父と一緒に過ごす時間が
あまりなかったせいかな、とか
痛い自己分析をしてますけれどね。

父が不在だったから、父の本棚や
CD、LDコレクションが「父」の代わりになってて
……みたいなかんじ。

言ってみてるだけだけどね。

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