2006/06/05 Category : Movies 『時計じかけのオレンジ』 時計じかけのオレンジ1日2本キューブリック見ると、中枢神経ラリるぜ。いやもう最高にホラーショーな気分ですよ。改めまして。「今さら観る名作」シリーズ、3作目はこちらでございます。『雪国』の例を挙げるまでもなく、小説は最初の1文でその作品の世界観を語り、読み手をいざなわなきゃいけませんが、……キューブリックはこの映画でソレをやったね!アレックスのどアップからのズーム・アウト。そして、画面に広がるミルク・バーのサイケデリックなデザイン。なんて言うかもう、このシーンだけで短編映画として成り立つよなぁって。アレックスたちの衣装も「ありそうでない」奇抜さだしね〜。袖口の目玉がステキ。もちろんソレじゃ終わらないんだけれどね。近未来的・ミッドセンチュリーちっくなインテリアも映されつつ、作品のキッチリ半分は古典的な風景・ベーシックな衣装。キューブリックの作品には相反するものが同居するらしい。時間の感覚狂ったりするのも、そのせいかな。ストーリーもえげつなく、あんまりにもアレで……ねぇ。 あの最後って結局アレでしょ?アレックスは(国家との)殴り合い=暴力に戻り、性欲も取り戻したんでしょ?ぶっ裂こうとして出来なかったクソみたいな世界で生きていくには、そうするしかなかったんでしょう?そんな単純なハナシなのかと思うと引っかかりはあるけれど……。あぁでも、視覚野が疲弊した。次観るのは、相当体力有り余ってる時だな。。。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword