2006/06/03 Category : Movies 『シザーハンズ』 シザーハンズ 特別編いやぁ、ジョニー・デップって本当にすごいんですねぇ(水野晴郎風)。如何にも人造人間っぽい、ぎこちない動き・喋りも上手かったけど、嫉妬に駆られたときの凄み!すばらしかった。それからティム・バートンの演出。『チョコレート工場』とコレの2作しか観ていないけれど、彼は色彩の魔術師なのだなぁ、と。エドワードが暮らす城の前庭のまばゆさ、それと対照的な城内のねずみ色。一転、郊外住宅地のわざとらしいパステルカラー、夜の闇。ポップさばかりが強調される監督ですが、陰鬱なものも描ける(むしろそっちのが本領?)感性の幅広さに、感心することしきりです。ストーリーも深いし!「身体障害者(今使用禁止語?)」「アウトサイダー」などに対して私たちが述べる言説、その身勝手さをありありと露呈しているんですよね。そのような色眼鏡ナシでエドワードのことを見られるのは、結局彼に真摯な恋をしたキムだけだった、そのことが泣かせます。オチがすごかったねー。こういう静かだけど壮絶な恋の物語って、結構クる。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword