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紫式子日記

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『喧嘩商売(14)』木多 康昭



金田保マジムカツク

って思わずフォント250%で書きたくなっちゃう、
ほんと「悪い」だけの「悪」が出てきます。

手塚治虫のロック、荒木飛呂彦のDIOみたいな「名悪役」じゃない。
ねじけていて、卑屈で卑怯で、狡猾。

十兵衛もたいがいタチ悪いですけど、かわいげのあるタチ悪さじゃないですか。
そういうのがまっったく無い。
ここまで憎ったらしい悪役を描ける木多康昭、やっぱあたまいいんだなと思います。
十兵衛、早くこいつブッつぶして!! って思ってしまう。次巻が楽しみです。



あと『喧嘩商売』のいいところは、戦い終わった後に
「奇妙な男同士の友情が~」とかいうキャプションが入らないところとか、
殴りあった相手と爆笑して握手するみたいな、そういうのがないところだと思った。



ギャグが少なめな巻だったので、個人的にはさみしかったです(´・ω・`)

「教え上手」って言われてハナミズ垂らして歓ぶ文さんが好きw

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