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紫式子日記

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『モーニング2 VOL.15 12月2日号』

morning2_15


月刊化してからは惰性だ惰性だと言っていたのですが、
今月のは面白かったです。



ここ2~3回はネームにじゃっかん「やっつけ」感漂っていた
山下和美『不思議な少年』は、なんだか久しぶりに重そうな話。

キリストの教えに生きるつもりでいる一方、
「魔女」と指をさされる女性に憧れてしまってもいる、
「少年」そっくりの少年(まぎらっかしい)が出てきます。
前後編になっていて、今月のは前編。

不思議な少年 7 (7) (モーニングKC)
不思議な少年 7 (7) (モーニングKC)



やまだないと『BEATITUDE』冒頭の
「ナイトー先生、ゲンコー落として連載打ち切り」
エピソードは、かなり「ないと先生のアタマの中」感が漂っていて
ズキズキ来ました(笑)。

若き日の石ノ森章太郎・赤塚不二夫らをモデルにした『BEATITUDE』、
単行本1巻は明日10月23日発売です。

ビアティチュードBEATITUDE 1 (1) (モーニングKC)
ビアティチュードBEATITUDE 1 (1) (モーニングKC)



鈴屋あやめ『いったり・きたり』は回を重ねるごとに面白くなっている気がする。

オノ・ナツメはよく作品のクオリティを維持できるよなぁと思う。

中村光『中村工房』買いました。そのうちレビュー書く。

『Kinono's kiwifruit comic tales』ハナシは先月号ほどじゃなかったけど、かわいかった。

鍬先かおり『フレンド』良かったです。ネームが上手い。
トーンを使わずペンだけで処理した淡いタッチが話とよくマッチしていた。

アダチケイジ『The DRIFTERS』、この方向性は合っているのではと思えてきました。



ヘンな言い方だけれど、新しい作家さんが入ると全体が活性化する気がするなぁ。
もともとモーニング2って、私の中ではそういう位置づけだった。
おなじみの作家さんが腰を据えて描く作品と、
新進気鋭の人たちの前進的な作品とが読める雑誌、ていう。

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