2009/03/18 Category : Books 『音楽』三島由紀夫 音楽 (新潮文庫 (み-3-17))実験的な作品……なのかな……。精神科医が、ファム・ファタル的な女性患者に翻弄されるかされないかのスレスレのところで接しながら、彼女の精神をアンビバレントにした根本原因を探るサイコ・サスペンスちっくな一作。発表当時はセンセーショナルだったのかもしれないけれど、ちょこっと精神医学をかじっているアタマで読むと「典型例」すぎて、物足りない。ハッピーエンドなのも呆気なく感じる。『潮騒』読んだときみたいな気分。それとも私は「三島由紀夫」に先入観を抱きすぎなのか? [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword