2007/07/20 Category : Books 『包む』幸田文 包むなんでだろう……文章が明快だし、読みやすいのに、読むのに2週間以上かかってる気が……詰組みが狭いからか?何をさておき幸田文。私が唯一、はばかりやことわりなく「好き」といえる作家。特にエッセイが好きですねぃ。父・幸田露伴にたたきこまれた「仔細なくものを観る目」「的確に描写する文章力」そして、自らもその「目」と「筆」の対象にしてしまうストイックさ。表題作「包む」はやっぱりいい話なんですけど、自身の容姿に対するコンプレックスが窺える「きものの話」とか、自身の浅ましさ・厭らしさを恥じ入る孤児院の話なんかが、個人的には好きです。次は『月の塵』に挑戦です。果たして。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword