2006/04/06 Category : Books 『ひなた』吉田修一 ひなたちゃんとひなたで体操座りして読みました。なんとなく、そうやって読むのが良い本だと思った。『パーク・ライフ』から『日曜日たち』を経て、どんっどん良くなってますね、吉田修一。文章からわざとらしさがなくなっていく。これまた家族モノ、各メンバーの一人称・バトン形式です。そういうところで、私の中でちょっと『空中庭園』とかぶった。実は何らの問題も解決されていないのに、ほのぼのが全体を覆っているところとか。読んだ後に残る、「和むんだけど、これで良かったのかなぁ」感がある。その、後引く感じが持ち味なんだろうな。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword