2005/10/19 Category : Art イサムノグチ展 はい、とゆーアレで。東京都現代美術館で開催中のイサム・ノグチ展行ってきました。ぶっちゃけた話、今までサッパリ意識してこなかったアーティストなんですけどね。彫刻家だからかな。どうも私、自分が立体作品作れない人間だからか、同じアートでも彫刻家には疎い。しかしなかなかに楽しめる展覧会でありました。すごく空間的バランス感覚がある人なんですね、イサム・ノグチって。いかにも近代彫刻! な、抽象的形状の作品を作るんですけれど、どれもどこかしら安定感があるんです。観ていて安心するんですよね。『母と子』なんか、形状・色もテーマも優しくて、ほっこりした。『エナジー・ヴォイド』も人を護って、安心させるタイプの「ちから」を帯びていた気がします。あとアレ、写真で見るよりでっかいのね。びっくりした。人格が安定した人だったのか……あるいは、異邦人的不安定さがあったから、形状の安定を求めずにはいられなかったのか……。あとはやはり遊具でしょうか。秀逸ですね、あのデザイン。近代アートとしても鑑賞に堪えるし、子どもも楽しく遊べる。天才児の感性そのままに、技術を身に着けたタイプの天才かな、と思いました。ピカソとはまた別系統の天才肌だよね。そうそう、「こどものためのガイドブック」っていう解説パンフレットが秀逸でしたよ。作品リストの隣に置いてあるから、これから行かれる方はお手に取ると良いと思う。画像は中庭の「オクテトラ」。曇天のビル工事との対比が面白くて、背景まで含めて撮ってみました。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword