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紫式子日記

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『永遠のエレガンスを求めて―ジョルジュ・バルビエ画集』鹿島茂

1920年代文化最強説。




3回連続えろまんがでげんなりしたので、
ひさしぶりにアートな記事。

仏文学者・鹿島茂の個人コレクション(!!)から生まれた画集。
友人がくれました。THX!

鹿島茂っていうと、私が読んだ中では★『悪女入門』の人です。
あれも今思えば「小悪魔恋愛のススメ」の先駆けみたいな良書でしたね。



くれた友人というのが私の好みをよくよくわかっている才女で、

すごーく好みでした。

ビアズリーとカイ・ニールセンの
ヘタなところ(笑)を取り除いたかんじ。

オーブリー・ビアズリー―世紀末、異端の画家 (小さな美術館) Nielsen's Fairy Tale Illustrations in Full Color



鹿島茂による「はじめに」が過激ですげぇ。
21世紀もすでに8年目に入ろうとしている今日、
いよいよ明らかになりつつある「不都合な真実」があります。

それは、芸術や文学において、進歩はもう止まっているという事実です。

……コンテンツに関して言うと、進歩は1970年代くらいでストップし、
その先は、これまでの流行の「循環的見直し」にすぎないのです。

いや、事態はもっと深刻です。
1960年代から70年代の進化の過程自体も、
1920年代から30年代にかけての進化が
第二次世界大戦で中断したのをもう一度やりなおしただけだと考えるなら、
進歩は1930年代、より厳密には1930年で止まっているとさえ言えるのです。

これを完璧な形で例証しているのが、モードと
イラストレーションの世界に他なりません。

(中略)

これからお見せするジョルジュ・バルビエの
イラストレーションをご覧になれば、
だれしも私の唱える「1920年代文化最強説」に
納得するに違いありません。

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