2008/08/02 Category : Art 『ラブホテル』『イメクラ』都築響一 ラブホテル―Satellite of LOVE (アスペクトライトボックス・シリーズ)イメクラ―Image Club (アスペクトライトボックス・シリーズ)私は 都築響一に なりたいもーちょっと早く生まれてて、もーちょっと行動力があったら都築響一になれたんじゃないかな?笑 なんてうぬぼれてしまうほど、私の好きなもの、ツボまっしぐらの都築先生。ヘンなもの、くだらないもの、必死なもの、アングラなもの、サブカルなもの。生活臭、というか、人の体臭を感じる被写体。ヒトの愚かさと愛しさ、けったいさと創造性。たぶん、私も都築響一も、それらを愛してる。つ、わけで、『ラブホテル』『イメクラ』の2冊。10年近く前の本を、再構成して再版してくれました。アスペクトに多謝。『ラブホテル』は、各オーナーのこだわりが垣間見えて微笑ましい。ここに取り上げられてるようなハデなラブホって、今じゃ風営法で取り締まられていて、ほとんど姿を消している。明治維新からこっち、ずっと続く日本の「まがいもの」建築史に連なるべきだと個人的には思っているので、惜しいことです。『イメクラ』は、こんな妙ちきりんなトコでコトを致さなきゃならんのか。。。と苦笑を通り越して失笑してしまうんだけれど、どうにかして「世界」を築き上げようという努力がヒシヒシと伝わってくる。あと、単純に足を踏み入れたことのない世界なので、興味深かった。雑居ビルの、ドア開ければそこに教室だの電車内だのが再現されてるらしい。非日常的なセックスのために、非現実の「リアル」を追究した空間。ふしぎ……と思う。単純に。我々の身体(性的な意味で)は、どこにあるんだろう? ラブホテル進化論 (文春新書 620)ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)スカートの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫)『ラブホテルの死体』を収録。アフターダーク (講談社文庫)ラブホテルを舞台にした、暴力と混沌。地球のはぐれ方―東京するめクラブ (文春文庫 (む5-8))ハルキついでに。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword