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紫式子日記

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『ラブホテル』『イメクラ』都築響一



私は 都築響一に なりたい

もーちょっと早く生まれてて、もーちょっと行動力があったら
都築響一になれたんじゃないかな?笑
 なんて
うぬぼれてしまうほど、私の好きなもの、ツボまっしぐらの都築先生。



ヘンなもの、くだらないもの、必死なもの、
アングラなもの、サブカルなもの。
生活臭、というか、人の体臭を感じる被写体。

ヒトの愚かさと愛しさ、けったいさと創造性。
たぶん、私も都築響一も、それらを愛してる。


つ、わけで、『ラブホテル』『イメクラ』の2冊。
10年近く前の本を、再構成して再版してくれました。
アスペクトに多謝。



『ラブホテル』は、各オーナーのこだわりが垣間見えて微笑ましい。

ここに取り上げられてるようなハデなラブホって、
今じゃ風営法で取り締まられていて、ほとんど姿を消している。

明治維新からこっち、ずっと続く日本の
「まがいもの」建築史に連なるべきだと
個人的には思っているので、惜しいことです。



『イメクラ』は、こんな妙ちきりんなトコで
コトを致さなきゃならんのか。。。

と苦笑を通り越して失笑してしまうんだけれど、
どうにかして「世界」を築き上げようという努力がヒシヒシと伝わってくる。

あと、単純に足を踏み入れたことのない世界なので、興味深かった。
雑居ビルの、ドア開ければそこに教室だの電車内だのが再現されてるらしい。



非日常的なセックスのために、非現実の「リアル」を追究した空間。
ふしぎ……と思う。単純に。
我々の身体(性的な意味で)は、どこにあるんだろう?


ラブホテル進化論 (文春新書 620)
ラブホテル進化論 (文春新書 620)

ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)
ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ (広済堂ライブラリー)



スカートの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫)
スカートの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫)
『ラブホテルの死体』を収録。

アフターダーク (講談社文庫)
アフターダーク (講談社文庫)
ラブホテルを舞台にした、暴力と混沌。



地球のはぐれ方―東京するめクラブ (文春文庫 (む5-8))
地球のはぐれ方―東京するめクラブ (文春文庫 (む5-8))
ハルキついでに。

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