忍者ブログ

紫式子日記

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『月喰ウ蟲』大越 孝太郎



『猟奇刑事マルサイ』の人。
『マルサイ』は猟奇サスペンスだったんだけど、これ読んで
「へー、この人耽美だったんだー」
ってなりますた。

確かに『マルサイ』、ネーム(セリフ)の使い方とか
構成とかコマ割りとかが、アングラ・シュールぽかったもんなぁ……。

しかも掲載媒体★『ガロ』だったんだね……。
確かに絵柄が黒の面積多くて、いかにもガロっぽい。




中身もちゃんと耽美ですた。
ちゃんと文学を通ってきてる人なんだろうね。
特に「猟奇推理小説」っていうの? 乱歩とかの系統。
そいや『マルサイ』にも人間椅子ネタあったぁね。

だから、本人的にいちばん好きなのは巻末の『月喰ウ蟲』なんだと思う。
猟奇推理小説作家による、自分の作品をなぞった事件の謎解き。
この方向性が進んで、『マルサイ』に至ったんだろう。

主人公が最後につぶやく自身のスタンスへの反省、
そしてそれをたしなめるパートナーの言葉は、
作者が自分に掛けている言葉のように見える。




しっかし、センスいいなぁ、と思った。
ねたましくなった。

耽美ってグロと紙一重なんだけど、
やすやすと両方呑み込んじゃってる感じね。

次は↓を買う
不思議庭園の魔物 (九竜COMICS)
不思議庭園の魔物 (九竜COMICS)

拍手[0回]

PR

『おひっこし―竹易てあし漫画全集』沙村広明



『ブラッドハーレーの馬車』の人。
『ブラッド~』はダークエロだったけど、こっちはポップ。

なんか、
「こういうの描ける人間になりたいんですよ、
 でもなんか本領じゃないみたいで
 消化不良になっちゃうんですよ」

って感じ。

そもそもこの人の細いペンでさかさかと描きこみした
デッサン力がみなぎってる絵
って、
ポップでライトなふいんきを描くには向いてないと思うのね。

で、そのタッチを活かしつつ、
本性の嗜好を出しまくって描いたのが、↓だったんだと思う。


表題作じゃない方の『涙のランチョンマット』は面白かった。
「やっぱこの人、こういう世界観なんだよね!!」
ってかんじで。

拍手[0回]

『さくらの唄』安達哲

さくらの唄 (上) (講談社漫画文庫) さくらの唄 (下) (講談社漫画文庫)


『バカ姉弟』の人な訳で、あれはほのぼの系だったけど、
弟くんのシスコンぽさが妙に「ざわざわする」話だったんですよ。


で、この人、重い話はもっとスゲーんだろうなぁ、
と思って読んだ感想。。。↓

『さくらの唄』スゲー(|| ゚Д゚)





もう、とりあえず、主人公の童貞くささがものっそゃぅ"ぁぃ

肉体的に童貞なだけではなくて、

拍手[0回]

今読んでる本



読み終わったらまたちゃんとレビュー書くけど、
ほんとダメな変態だなぁ、と思ったので書き留める。

しかし流麗な文体と明快な構成はスバラしいね。
短編集なのだけれど、あまりにサクサク読めて戸惑っている。

拍手[0回]

ねんどろいど鏡音リン・鏡音レン ★予約開始★



予約、始まりましたね~。
見れば見るほど物欲をそそります。
(物欲だと信じたい、せめて)

自分で好きな顔が作れる「のっぺら顔」も
付いてるんだそうです。

「ねんどろいど」オフィシャルWeb
ねんどろいど 鏡音リン
ねんどろいど 鏡音レン

拍手[0回]

PAGE TOP