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紫式子日記

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『荒川アンダー ザ ブリッジ(8)』中村光


なんだか『聖☆おにいさん』が盛り上がるにつれ、
こちらのクオリティも安定してきた印象。

でも今回「大爆笑!!」ってネタが、そういえば無かったんだよなぁ。
なんでかなぁ。



『中村工房』を読んだので、キャラの使いまわしリユースが行なわれている
『荒川』の方が、個人的に思い入れが深くなっていきていたりします。
今回「宇宙兎」出たし!!!!!!!!!!!wwww

中村工房 3 (3) (ガンガンWINGコミックス)
中村工房 3 (3) (ガンガンWINGコミックス)



あと、各巻のラストにあるカラーのシリアスポエムページ、けっこう好きです。



聖(セイント)☆おにいさん (2) (モーニングKC (1720))
聖(セイント)☆おにいさん (2) (モーニングKC (1720))

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『おとうと』幸田文

おとうと (新潮文庫)
おとうと (新潮文庫)

姉弟の二人きょうだい。

前半は、
「あー、お姉ちゃんのいる弟ってこう育つよねー」
ってうなずいてしまうリアルな日常。
弟がいる「姉」ポジションの友達に貸そうかな、
なんて思い始めたところで、弟の肺炎が発覚する。

振り返ると、全編が「死」に彩られている。
かさかさしていて白い。
「ホラホラ、これが僕の骨だ」的な乾度。
(「湿度」じゃない。「寒度」であって「温度」ではなく。)

かつかつと、乾いた骨のぶつかりあう音がする。
看病する主人公の耳には、その音がまとわりついている。
その音をBGMに、克明になっていく父の想い、継母の想い。

「気付いてしまう」「見えてしまう」不幸。
そんなものを感じる、幸田文の作品には。
淡々とした緻密な表現、それがかえって哀切さを感じさせる。
『おとうと』は題材が題材なだけに、なおさら。


つぎは『木』を読みます。

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今出てる『日経WOMAN 12月号』は買いだと思う



発売から半月経っちゃってるけど……。



買いポイント1 手帳術

去年は1月号で、特集「書く!技術」の中に一緒くたにされていた
「手帳術」講座が、今年は独立して、しかも12月号にお目見え。

去年は年間→月間→週間 と計画を具体化していく
「タイムマネジメント術」のツールとして紹介されていただけだったんだけど、
今年は「タイムマネジメントに使う」「オフを楽しむために使う」
「マネー力をアップする」等、目的別・手帳の使い方が紹介されています。

秘書、商品開発、販売促進など、職種別「働く女性の手帳拝見」も面白い。
自分と似た就業体制の人じゃないと【参考】にはできないけれど、
「となりは何をする人ぞ」的な気分で楽しめた。



買いポイント2 付録「ヘルスチェックダイアリー」

いや、あの、オンナノコの話なんですけど、「不順」なんですよ、私。。。
特にいま入ってるプロジェクトが、納品に向けてだんだん忙しくなっていってて、
ストレスもそれに伴って高くなって、今回すっごい遅れたりとかして。

自分の身体のことだし、管理せなーなー、と思ってたところにこの付録。
基礎体温のグラフが付けられます。
体重や、身体と心のコンディションを書き込める欄もアリ。

薄手なので普段の手帳に挟んでじゃまにならないはずです。
私はことしカバー無しの手帳を買ってしまったので、
自分でカバーかポケットを付けるつもりでいますが。やむをえまい

紙がツルツルで、インクがスレそうなのがじゃっかん不安で不満。



買いポイント3 マナー特集

女子の少ない上にマナーに五月蝿くない業界に就職してしまったため、
あんまり細かいところまで教えてくれる人がいないんです(´・ω・`)
客先を訪問するときにブーツを履いていってはダメ、とか知れて良かったです。
夏木マリのインタビューはひろいもん。



買いポイント4 女性の病気逆引き辞典

そこまでフェータルなものは無いと思うんですが、やっぱり不安だしねぇ。
子宮頸がんとか……。



買いポイント5 「妹たちへ」が小池百合子

G民党支持ってわけではないんですが、小池百合子は好きです。
3回連続エッセイの第1回、アラブ留学とかキャスター・通訳時代の話。



年末だから、編集部も気合入ってるんでしょうかね?
それとも毎月このクオリティで、私が見落としてるだけ??

『MORE』『with』に次いで第3位の売上を誇ってるらしいですね、女性誌の中で。
身の回りにそんなに「読んでる!」ってひといないので、びっくり。

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『キナコタイフーン(1)』渡辺ペコ

今さらでサーセン(´・ω・)

新人賞なんか獲っちゃったりして、自意識過剰になっていた映画監督志望の主人公が
デビュー作大コケ → AV制作会社にスカウト → ヘンな自意識削げて成長していく……
というオハナシ。



渡辺ペコさんはトークショーを観に行ったことがある。
なんというか自意識と謙虚さがギリギリでせめぎあってるみたいなそういう人。
2chでの評価とかすっごい気になって検索しちゃう自分と、
「誰が何と言おうと気にするか!」みたいな自分とが二律背反して共存しているらしい。

そういう人が描いた「ものを作る」ことに関してのまんが、
て言ったら、たぶんみんな納得するんじゃないかと思う。



形而上童貞(精神的に童貞)のハナシは、前どっかで書いたと思うけど、
形而上処女 ってのもいて、どーいうのかというと「母性が無い女」。
「私を見て!」「私をキモチよくして!!」ってのしか頭に無い女。
SMクラブで女王様とかやって、めんどくさいM男の面倒とか見れば
母性を遣えるようになり、「処女」を棄てられるらしい、のですが。

主人公・キナコは処女なんですよ。形而上でも形而下でも。
それがいくつかの「みそぎ」を経て、(形而上)処女を脱していく物語。たぶん。

成長物語ってこともあって、テンポ的にダレる予感がするのが少々心配。

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『チェーザレ(6)』惣領冬実

 

チェーザレを取り巻いていた陰謀の全容が(ほぼ)明らかになりました。
アンジェロ→チェーザレ、ミゲル→チェーザレの想いも
わかりやすく描写され、全体的に緊迫感漂ってきています。


そしてますますBLくさくなっていくように見えるのは
私の目が腐っているからですかそうですか。

とりあえずチェーザレ×アンジェロ(新参)なんですが、
アンジェロがチェーザレをアイドル視するのを見て、ミゲル(古女房)が
「お前がチェーザレの何を知っている!
 俺はチェーザレの抱えている重いもの、暗いものも知ってるぞ」
って言ってる感じです、BLじゃないとしてもこれは確かだと思っています。


やっぱり結末はチェーザレの死なのかなー、
そういうのも含めて、ちょっとしばらく終わらないでほしいまんがですね。

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