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紫式子日記

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映画『レッド・ドラゴン』



会社の先輩たちとレクター・シリーズについて話していたら
(そもそもレクター・シリーズ語れる職場環境がどうなのって感じだけど)
記憶がおぼろなのに気付いて、再見。

初めて観たときはブレイクが吐き気するほど嫌(今も割とニガテ)な時期だったので
その絵をメインモチーフに採用してるって時点で
「やりよるな、この映画」ってのはありましたw



さてさて。おとなになって見返してみて。
こーれーは、面白い! ですね。

息吐かせぬ展開、演出のメリハリ。
犯人の絶望・孤独、主人公の「ゲンナリ感」w
『羊たちの沈黙』と同等の評価を受けてもいいんじゃないかと思います。

たぶんアレなんだな
『羊たちの沈黙』『レッド・ドラゴン』は
捜査官が主人公の「推理モノ」だから誰にでも楽しめるけど
『ハンニバル』『ハンニバル・ライジング』は
「レクター博士の物語」だから、相当なレクター・ファンじゃないと
楽しく観られない っていう差があるんだな。



ラルース料理百科は『ハンニバル』にも出てきたなぁ、と嬉しくなった。
レクター博士が独房の前までシェフを連れてこさせて、
獄中で一流のオードブルを頬張っているシーンが微笑ましい。



原作読みたくなった

レッド・ドラゴン 決定版〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) レッド・ドラゴン 決定版〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

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『怖るべき子供たち』ジャン・コクトー



「コクトー」より「コクトォ」で表記したい派。どうでもいいけど。



やっぱ「名作」には「名作たる理由」があるんだな、と恐れ入った。
そう、好きだけど腫れ物に触るように扱っちゃったり、
愛してるけどその分だけ打ちのめしたくなるっていうの、
あるんだよな……ある人には。



「こいつら最低氏ねばいいのにw」って思ってたら本当に死んじゃいましたw
その辺は古典(的)ですね。

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『セックスとニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)』



SATCの原作……というか、原案本。

特に得るもの、なし。
ここに描かれているのはNYのいち側面でしかないだろうし、
この程度の出来事や心情は東京にも転がってるだろうと思うし。
ただちゃんと書いて本にする人が彼女以前にいなかったのかなぁ

ドラマはストーリー仕立てになってるんだと思いますが、こっちの方は座談会・会話録形式。
なので、ドラマとは内容がだいぶ異なっているんじゃないかと思います。
あとひとつひとつのエピソードが短くて、人名がごちゃごちゃになります(笑)



Sex and the City Season1 プティスリム(期間限定生産) [DVD]
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映画『ララピポ』

「ララピポ」公式ホームページ

原作は読んでおきましたが、映画独自のアレンジも入っていて退屈しませんでした。
一緒に行った友達は原作読んでなかったみたいですが、楽しめたみたいです。

奥田英郎は実はニヒルなので、原作は登場人物や読者を
優しく突き放すようなところがありましたが、
映画版はみんなが微笑んで終われるようになってます。
そのことだけでも評価していい映画だと思う



あとキャスティングもスバラしかった。

主役の成宮くんは元来のいかがわしい演技が
「嘘だらけの人生を送る青年」の役柄にぴったり。

森山中・村上も上手く観客をムカつかせてくれた。

何より濱田マリ!! なんで美人なのにあんなに小汚く見せれるんだろうww
モダンチョキチョキズ時代を記憶しているだけにwwww







原作
ララピポ (幻冬舎文庫)
ララピポ (幻冬舎文庫)

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『家族の標本』柳美里



いわゆるひとつの「名著」なんじゃね?

作中にも出てくるけど、この言葉の実例集みたいだと思った。
               ↓
幸福な家庭はどれも似たものだが、
不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである
(トルストイ)


柳美里の語り口が好き。
淡々と客観的事実を述べているようでいて、
めちゃくちゃ情景描写(周囲の状況の説明を通して
登場人物の心理を伝えるってアレ)が駆使されている。

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