2009/02/18 Category : Movies 映画『レッド・ドラゴン』 レッド・ドラゴン [DVD]会社の先輩たちとレクター・シリーズについて話していたら(そもそもレクター・シリーズ語れる職場環境がどうなのって感じだけど)記憶がおぼろなのに気付いて、再見。初めて観たときはブレイクが吐き気するほど嫌(今も割とニガテ)な時期だったのでその絵をメインモチーフに採用してるって時点で「やりよるな、この映画」ってのはありましたwさてさて。おとなになって見返してみて。こーれーは、面白い! ですね。息吐かせぬ展開、演出のメリハリ。犯人の絶望・孤独、主人公の「ゲンナリ感」w『羊たちの沈黙』と同等の評価を受けてもいいんじゃないかと思います。たぶんアレなんだな『羊たちの沈黙』『レッド・ドラゴン』は捜査官が主人公の「推理モノ」だから誰にでも楽しめるけど『ハンニバル』『ハンニバル・ライジング』は「レクター博士の物語」だから、相当なレクター・ファンじゃないと楽しく観られない っていう差があるんだな。ラルース料理百科は『ハンニバル』にも出てきたなぁ、と嬉しくなった。レクター博士が独房の前までシェフを連れてこさせて、獄中で一流のオードブルを頬張っているシーンが微笑ましい。原作読みたくなった [0回]PR
2009/02/17 Category : Books 『怖るべき子供たち』ジャン・コクトー 怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))「コクトー」より「コクトォ」で表記したい派。どうでもいいけど。やっぱ「名作」には「名作たる理由」があるんだな、と恐れ入った。そう、好きだけど腫れ物に触るように扱っちゃったり、愛してるけどその分だけ打ちのめしたくなるっていうの、あるんだよな……ある人には。「こいつら最低氏ねばいいのにw」って思ってたら本当に死んじゃいましたwその辺は古典(的)ですね。 [0回]
2009/02/16 Category : Books 『セックスとニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)』 セックスとニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)SATCの原作……というか、原案本。特に得るもの、なし。ここに描かれているのはNYのいち側面でしかないだろうし、この程度の出来事や心情は東京にも転がってるだろうと思うし。ただちゃんと書いて本にする人が彼女以前にいなかったのかなぁドラマはストーリー仕立てになってるんだと思いますが、こっちの方は座談会・会話録形式。なので、ドラマとは内容がだいぶ異なっているんじゃないかと思います。あとひとつひとつのエピソードが短くて、人名がごちゃごちゃになります(笑)Sex and the City Season1 プティスリム(期間限定生産) [DVD] [0回]
2009/02/15 Category : Movies 映画『ララピポ』 ★「ララピポ」公式ホームページ原作は読んでおきましたが、映画独自のアレンジも入っていて退屈しませんでした。一緒に行った友達は原作読んでなかったみたいですが、楽しめたみたいです。奥田英郎は実はニヒルなので、原作は登場人物や読者を優しく突き放すようなところがありましたが、映画版はみんなが微笑んで終われるようになってます。そのことだけでも評価していい映画だと思うあとキャスティングもスバラしかった。主役の成宮くんは元来のいかがわしい演技が「嘘だらけの人生を送る青年」の役柄にぴったり。森山中・村上も上手く観客をムカつかせてくれた。何より濱田マリ!! なんで美人なのにあんなに小汚く見せれるんだろうwwモダンチョキチョキズ時代を記憶しているだけにwwww原作ララピポ (幻冬舎文庫) [0回]
2009/01/31 Category : Books 『家族の標本』柳美里 家族の標本 (角川文庫)いわゆるひとつの「名著」なんじゃね?作中にも出てくるけど、この言葉の実例集みたいだと思った。 ↓幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである(トルストイ)柳美里の語り口が好き。淡々と客観的事実を述べているようでいて、めちゃくちゃ情景描写(周囲の状況の説明を通して登場人物の心理を伝えるってアレ)が駆使されている。 [0回]