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紫式子日記

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『午後の曳航』三島由紀夫



三島由紀夫作品に関しては、もう私がどうこういうものではないので、
「読んだよ」という記録だけ、という感じなのですが。



この作品にはちょっとした思い出があって、高校の時の模試で
課題作品として出題されたのですよね。
で、模試が終わった後Yちゃんという女子が、
「式子ちゃんあれ何て言う作品かわかる?
 先生に訊いてみたんだけど、
 『確か三島由紀夫』ってことしかわからなくて……。」
って訊いてきたんですね、私に。
当時私村上春樹しか読んでなかったから、わかんなかったのですけれど(汗)。

『午後の曳航』のあらすじを読んで、どうもコレくさいぞとわかったのは大学時代。
すでにYちゃんも私も進学のために家を出ていて、
お互いの現住所がわからない状態で、メアドも消しちゃってて、
結局Yちゃんが『午後の~』にたどりつけたかどうかはわからないまま。

Yちゃんは私に『木島日記』とか『北神伝綺』を教えてくれて、
サブカルの手ほどきをしてくれた(笑)恩人なので、
いま思うとなぜ連絡手段を絶ってしまったのか「( ;´・ω・`)?」なのですが……。
木島日記 (1) (ニュータイプ100%コミックス) 北神伝綺 (上) (角川コミックス・エース)



あと、大学に入ってから知り合った友人に案内してもらって行った
元町を舞台にしているので、風景が容易に思い浮かぶという点でも、
個人的には思い入れの湧く作品です。



いちおう作品の感想を。

三島の「少年観」「(理想の)青年観」「父性観」が一同に介していて
「あ~~なるほど~~……」って思う。

三島は「少年」であり「理想の青年」である自分のまま、
堕落した「父性」を身に着けるまいとして、ああいうことをやったのかな、
なんて、いろいろ。

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◆◆◆青目黒先生情報まとめサイト「青目黒@wiki」作りました◆◆◆

作りました↓
「青目黒 @ wiki」

とりあえず作りはしたものの、現在は青目黒先生の作品が掲載されていたことが
私の方で確認できた号を並べてあるだけ……といった状況です。

持っていた掲載誌はすべて処分してしまったため(・・・)、
掲載作品のタイトル・題名は不明なものがほとんどです。

そこで、この記事をご覧の方々にお願いがあります。
お手持ちの『if』『Sweet』ほか、青目黒先生の作品が
掲載されている雑誌についての情報をお寄せください。
教えていただきたい情報は以下のようなものです。
 ○雑誌名
 ○何年何月号か
 ○青目黒先生の作品タイトル
 ○登場人物の名前、あらすじ
 ○続編があれば、続編タイトル(わかる範囲で)
 ○何かの続編であれば、元作品のタイトル(わかる範囲で)

情報をお持ちの方は、お手数ですが、
「青目黒@wiki用掲示板」の【掲載情報スレ】にご投稿いただけますと幸いです。
あるいはwikiを直接編集してくださっても構いません。
(wikiの編集方法も、ページに掲載してあります)

青目黒先生のことをもっと知りたい、という方々のためにも、
何卒ご協力をよろしくお願いいたします。

ロクロイチ先生に関しても、知る限りの作品情報は載せてあります。
ロクロイチ先生の情報がほしいという方にも、ご覧いただけたらと思います。

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『家族生活』やまだないと



ラスト1話が描かれていない「未完の大作」。
KAWADE夢ムックでむりくり1/2縮小して掲載したりしてたけど、
このたび単行本化されましたパチパチパチパチ。

ラスト1話は今回も描かれないまま。
ただ、やまだないとと親交がある(?)4人の映画監督によって
最終話の「脚本」が書かれ、掲載されています。

松尾スズキ版は、ちょっと円く収まりすぎてると思ったけど、
泣きました。しかも1回目も、2回目に読み返したときも。

やまだないと (KAWADE夢ムック)
やまだないと (KAWADE夢ムック)

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『夕方のおともだち』山本直樹



「エロけりゃなんでもアリ☆」と笑っていた森山塔は、いつからこんな
しんみりとするいいエロ話を描くようになったのだろう……。

やはり読み返してしまうのは表題作『夕方のおともだち』。
山本直樹の他の作品にはちょっとない、ハードSMのおはなし。
モノクロだけれど、美しい丹色の夕空が見えるような読後感。

『学校』Var.3も掲載。
Var.1から左右対称のコマ割りが特徴のこの作品、
「学校ってなんとなく左右対称って感じだから」。
今回は左右対称が見開き単位に及ぶ変更があったらしいので、
前のものと比べると面白そう。

嬉しいあとがきと、12,000字インタビューはやはり読み応えがある。

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