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紫式子日記

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『臨死!!江古田ちゃん(2)』


臨死!!江古田ちゃん 2 (2)
臨死!!江古田ちゃん 2 (2)


外出間際に友達から

「2巻出たで」

との連絡あり、

電車移動のお供にせんとするも

駅前の書店に売っておらず、

結局帰り道に池袋ジュンクで購入。



でも表紙が1巻とあまりに違いすぎて

見落としただけかもな。



グレードは、1巻から

アップもダウンもせずといったところ。

つまりは面白いということなんですが。

江古田ちゃんは相変わらずだね

という安心感?



「ラミーちゃん」という

SM女王様・トップレスダンサーをする

新・美女キャラも登場し、

「いろんな女の子」の

見本帳みたいになってきたやも。



帯に抜粋されてる作品が泣ける。

書店で、それだけでも読んでみてください。


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『ロスト・イン・トランスレーション』


ロスト・イン・トランスレーション
ロスト・イン・トランスレーション


う〜ん……

こういうの、嫌いじゃないんだけどねぇ。



アメリカ人の男女が、日本で出会う。

言葉が通じない悲しさ、

言葉が通じても心が通じない悲しさを

共に感じていた二人は、恋に落ちる。




でもなんか「二人の世界」に入り込みスギっていうか……

セリフにもあったけど「傲慢」なんだな。

「通じない」人たちへの歩み寄りが

いまひとつ足りなくて、

インテリ同士でくっついてる感じ。

というのは、私の自戒でもあるんだけど。



あと、新宿のパークハイアットに泊まってるって設定なのに、

明らかに靖国通りを逆方向に走っていたり、

エキストラの女性の着物が右前だったり、

あ、それから

「意味わかんない言語」

として聞こえなきゃいけない「ニホンゴ」が、

私たちはモロわかってしまうわけで、

あんま、日本で上映すること、考えてなかったのかな?

という印象。

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『ソドム百二十日』


ソドム百二十日
ソドム百二十日


パゾリーニ『ソドムの市』

原作ではあるのですが、

河出書房新社の文庫版で、

収録されているのは「序章」のみ。



気合入れていたので

肩透かしくらった気分です。

澁澤龍彦の文章は

スバラしかった
んで、

そのための買い物だったと思って。





しかたないからググってみて、

松岡正剛先生の「千夜千冊」

この本のことだけじゃなく

サドの生涯、後の研究など、

かな〜り詳しく書いてある。



どうやら、バタイユも

サドに触発されて

エロティシズム研究を

始めたらすぃ……。




……学問ってさー、

やろうとするヤツ、

本当にMだと思うんですよ。



どうやろうとしたってさ、

膨大な先達の

脈々と築かれてきた脈絡を

前に立ちすくむしかないじゃん。




とりあえず食指の動くところから

攻めていきたいとは思う。

思ってるだけ。




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『ネバーランド』


ネバーランド
ネバーランド


おお、なんかひさしぶりに

「イイ映画」を観たぞ……っと。



『ピーターパン』が元は舞台だった

ってのは『七色いんこ』を読めばわかることで、



この映画は

「戯曲『ピーター・パン』ができるまで」

のエピソード。



フツーに、感動できます。泣きました。



珍しく「普通のカッコ」した

ジョニー・デップも新鮮です。



でもやっぱり子供たちと遊ぶときの、

インディアンの扮装のほうが

似合う、と思ってしまう。

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