2008/12/02 Category : Comics 『ゴージャス★アイリン』荒木飛呂彦 ゴージャス★アイリン (愛蔵版コミックス)『ジョジョ』は第1部と現在とでえっらい絵柄が違う、というのはよく言われる話だけれど、それより前の「もっと絵柄が違った時代」の作品集(`・ω・´)『魔少年ビーティー』(パイロット版)なんかは、手塚治虫とか、トキワ荘時代の「日本の少年マンガ」なかんじ。だけれど「ウジュルウジュル」(何かが蠢く音)とか「バアァ~ン!」みたいな登場音とかはすでに「荒木」で読んでいてえっらい盛り上がったwwwwwwwあとは物語の作り方か。「サスペンス」を基本にしている。これは「読ませる」ための技法。密室(状態)での対決シーンとか『ジョジョ』にも結構あるけれど、それは荒木先生が考え抜いて導き出した「読ませるメソッド」なのだとわかる。実際スリリングで面白いしね。そういう、荒木先生の「頭で描いてる」感じ、理知的な部分と、「まんがが好き!」「描きたい!!」っていうアツい想いとが味わえる作品集。ジョジョは「真っすぐ」な主人公たちが織り成す「人間賛歌」だけれど、これに収録されている初期作品には「人間の闇」みたいなテーマに終始しているのもあって、ちょっと手塚治虫の青年マンガ的な「暗さ」も楽しめます。 ゴージャス・アイリン (ジャンプスーパーコミックス)魔少年ビーティー (集英社文庫―コミック版)バオー来訪者 (集英社文庫―コミック版) [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword