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紫式子日記

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言葉が支配する

昨日、大学の後期が始まって初めての中国語の授業を受けてきましたよ。

授業は実際には3回目なんだけど、

1回目 → 風邪で臨死

2回目 → 台風で芸術散歩

という事情で、昨日が後期初授業とあいなった訳ですよ。



で、休み中自主勉するような模範生じゃあないから、ひっさしぶりのチャイ語。

当然読めませんわな。

「基本上都満員」「在全国的列車上面」

イミもなんとな――――――――くしかわかりませんわな。

もちろん辞書は彼氏です。

いっそフィアンセになりたい。

↑わかる人だけ微笑んで。

それで辞書を引き引き思うわけです、

「こんないちいち辞書が必要な言語に世界制服できるワケがねぇ。」
そーなんです、わかってしまったんです。

なぜ中国がかつての支配力を失ってしまったのか。

なぜ世界中に中華人民が暮らしているにも関わらず、世界が中華人民帝国のものにならないのか。

コトバ難しすぎんだよ人民の皆さん!!!



いや、誤解を招かないように言っておくけど、私はかなり中国文化に愛着があり、それこそ敬意すら抱いているんですよ。

チャイ語大好きだし。まじめにベンキョしてないだけで。。




でもね、やっぱ難しい

難しいもんは難しいですよ。

だって文字と、その概念と、その音が全部ひとつながりになってるんだよ。

あっちもこっちもそっちも憶えて、理解してないと、しゃべれない読めない聞こえない書けない訳せない。



いいですか皆さん、ここに足しげく通うような皆さんならお察しかと思うのですが(?)、一致は言語から生まれるんです。

なんたってコミュニケーションのメインツール、何はなくても言葉はある

誤解を招くとか言葉にすると嘘になるとか真意から乖離していくとか、ひよひよひよった脳幹の浅い人間もいますが、そんな温帯性のヌルい価値観の人間も、異種の言語に接すればわかるんです、しゃべらなきゃ何も伝わらねぇ



だから特定の集団に一致をもたらそうと思うなら、そこに共通の言語を与え、習得させればいいんです。

言語はその人の思考回路まで形づくるから、思想の統制にもある程度、なります。

世界大戦前〜大戦中、どこの国がどこの地域を支配して、ってことを世界中でやってたでしょ。

大抵の被支配地で、支配国の言語が押し付けられたでしょ。

そこまでやる必要ねーじゃん、て訳に行かなくて、言語まで統一することで、より支配国の被支配地におよぼす力を強めたんですよね。

他の支配国に「ここはもらったぞー」ってアピールにもなるし。

バベルの塔で言語がいろいろなものに分けられたのだって、人類が一致して神に歯向かう行為をしなくなるようにするためだったでしょ。



さて、そう考えた時、今の言語世界で最も支配力が強いのはどの言語か?

言わずもがなで英語でしょう。

Englishですよ。

簡単だもん。

英語ってフラ語とドイ語の子どもでしょ。

まぁ某日吉キャンパスで勉強してる友達なんかは「フラ語がドイ語をゴーカンして生まれた子ども」って嬉々として口にしていましたが、表現は人それぞれとして。

元が接触言語だから、その辺(英語ならグレートブリテン島)に住んでる人みんなに通じるように、自ずと簡単になったのね。



だから今後、世界のほとんどを支配するような超大帝国が出来るとしたら、それは英語を公用語としているに違いない。

やっぱコメの国でしょうかね。

『家畜人ヤプー』の設定では、イギリスが宇宙全体を支配し、白人の言語は英語で統一されてるってことでしたが。

コメにしろヒデにしろ、可能性はゼロじゃないんじゃないかと。

中国系の人でも、2世・3世は「チャイ語しゃべれな〜い」な状況がある現在でだ。

英語はかのチャイ語すら席巻し、話者を世界一にするんではないかと。

そして、自分たちの言語が行き渡ったのを見計らって、コメかヒデか、両者の連合だかが、世界支配に乗り出す、と。



考え過ぎですか。

私って言語恐怖症っていうか、変に言霊信仰者的なところがあって、言語の力とかそういうのをかなりデカく考えるんですよ。

んー、考え過ぎか?

まぁ「ふと、思ったこと」なんで。

笑って流してくれてもいいです。

危機感を覚えてくれた人は、新世界の支配階級になるべく、チュートリを取るか英会話スクールに入りましょう。

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