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紫式子日記

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村崎の「書く」という行為

地下鉄の路線図が見たくて本棚をあさってたら、昔の日記が出てきた。

昔と言ったって受験生時代のやつだからたった2年前だけど(でも20歳にとって2年前って「昔」だよね?)。

小・中学時代の日記は先生に提出する用で義務的なものだったから自主的じゃなかったし、大学に入学してからも続けようと思ったけど、結局すぐにやめてしまった。

結果、その受験時代日記は、私の人生において自主的かつマメに書いて1年ほど続いた唯一の日記となっている。

その日の気分によってペンの色まで変えるマメっぷり。



どうやら私は苦しくなると文を書き始めるらしい。
今はどう思われてるか知らないけど、私が自分のことばを手に入れたのなんて、ごく最近である。

高2とか……元カレと別れた辺かな?

やっと思想とかことばとか、概念とか抽象とかそういうものが意識できるようになった。

ロゴスっていうの? そういうもの。

これは自分に対して言い過ぎかもしれないけど、それまでは腹話術の口パク人形みたいなもんだったと思っている。



で、誰の口パクかって、そりゃ母親ですよ。

「そりゃ」って言い方もないか。

でも精神的に父親不在の家庭で一人っ子なら、消去法でもう母親しかいなくなるでしょ。

しかも女同士だったからね、母親と私は相当同一化傾向があったんじゃないかな。

で、価値観とか意見とか、ほとんど母親の真似っこだった気がする。

それ以前に自分がどんなこと考えてたかはほとんど記憶にないんだけどね。

記憶って言語化してやっと形を成すじゃん。

それが概念的なものならなおさらじゃん。

でもその言語を手に入れてなかったんだから、記憶にないのも仕方ない、という話ですよ。

村崎式子の前史時代ですね、言うなれば。



そんな感じで、まぁやっと自我が完成したわけですが。

有史時代に入ったのですが。

それより前にも小説とおぼしきものは書いてたけど、でもまんがの比重の方が強かったしな。

そうそう、母親に口塞がれてたから、紙に何か書いたり描いたりしなきゃいけなかったって事情もあるんですよ。

でもまともに文章として完成させるってことを意識しだしたのは、やっぱ有史以後だな。

でー、そうなったのが高2の冬。

もう受験に片足突っ込んでる時期だよね。

気持ち不安定になるけど、親に心配掛けちゃならないって気持ちもある。

そうそう優しい娘なんですよ、私は。

表出方法がちょっと特殊なだけで。


まー、おともだちは日記帳ですわな!

今もう読み返せないよ。気持ち悪くて。

エロいこととかエグいこととか生々しいことばっかだろうし。

でもそんだけアウトプットしてたから、ギリギリ均衡保ってたんじゃないかな。

そんなにヤバい方の受験生だった気はしないんだけど、今思い返すとやっぱ異常だったもんな。



砂漠のイメージが繰り返し立ち現れた。

だから高校時代の小説や詩は、砂漠がモチーフとして繰り返し出てくる。

「モンゴル行きたーい」ばっか言ってた。

ことばに出すと安心した。

病気ですね。



そうそう、特に高校入ってからはまんが描く時間もなかったし……。

不安定さを言語化して飼い慣らすしかなかった。

飼い慣らせなくても、姿を見れるようにしておきたかった。

だからメールの文面もえげつない文学ヲタだった。

ログないから断言できないけど、今読み返したらたぶん憤死する。



さて、では現在毎日書き綴って、早2週目に突入しようとしてるコレは何なのかと。

もーわかったでしょ、再発してんですよ病気が!

2年前のは受験ってゆー外的要因だったからまた性質が違ったんだけど。

今回は内的要因!

母親母親母親!

もー肉体に入った人格としての存在を超えて、超空間的・超時空的な響きを帯びてきてるもんなぁ、「母親」。

って悪霊かよ。

でもそんな感じです。

嫌いじゃないけど嫌悪感。

心配だけど突き放したい。

私ね、反抗期なかったんですよ、成長期に。

今更来やがった。。。



あー、だから、これ、病床手記なのね、あるイミ。

すまんねー、こんなもの読ませちゃって。

アクセス数、早くも200イったよ、ありがとー。

明日からまた、「私」を離れたところを書こうと思います。

でも、またぽつぽつこういうドロドロネバネバしたのも書いちゃうかもしれません。

控えるつもりですが。

もうひとりで書いて、読み返して、で済む段階じゃない気がしてる。

他人に打ち明けないと落ち着かない。

でも面と向かって話すことじゃないし。

あー ネットって便利だね。



それでは失礼しました。

明日は時間が許せばビアズリーの話をします。

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