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紫式子日記

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爆笑問題のニッポンの教養 ~爆問学問「プロファイリングによると・・・」~

NHK 番組ページ

火曜23時からNHK総合でやっている
「爆問学問(爆笑問題のニッポンの教養)」という番組。

爆笑問題が各学問分野の専門家の下を訪れ、
それぞれの学問の対象や手法に関して
喧々諤々する
……という番組なのですが、
えっらい面白くて、ほぼ毎週観ています。


特にここ数週間はネ申キャスティングで、

2月26日 FILE029:「人生を振りかえる 夜」
 カール・ベッカー氏(宗教学)

 信じることとは何なのか?

3月4日 FILE030:「検索エンジンは脳の夢を見る」
 高野明彦氏(連想情報学)

 人間が連想するように検索できるエンジンは出来ないか?

3月18日 FILE031:「我働くゆえに幸(さち)あり?」
 本田由紀氏(教育社会学)

 ニート問題。
 単純に、本田先生が女友達(私含む)と雰囲気似ててシンパシー。

4月1日 FILE032:「世界は編集されている?」
 松岡正剛氏(編集工学)

 ★千夜千冊の人ですよ!!!
 世界は言葉で出来ている。


で、本日4月8日 FILE033 は、
「プロファイリングによると…」
昔興味を持っていた分野ということもあり、
秀丸起動してメモしつつ視聴。
セリフはあくまで要旨で、正確ではないですのでご了承を。


爆笑問題が訪ねたのは、関西国際大学の
桐生正幸教授(犯罪心理学)。

実際に山形県の科学捜査研究所で
現場に立たれていたこともあるそうです。
科捜研ですね、★『科捜研の女』好きでした。


「殺人現場は怖くない。
 そこに至ってしまった心理、
 それを起こしてしまった人の心が一番怖い」


羊たちの沈黙  羊たちの沈黙 (特別編) (ベストヒット・セレクション)


『羊たちの沈黙』でいちやく有名になった
捜査手法、プロファイリング。

80年代、アメリカで不可解で猟奇的な事件が
多発しはじめ、発達しました。

日本だと沙粧妙子が当時のハヤリに乗ってた記憶。。。
沙粧妙子~最後の事件~第1巻
沙粧妙子~最後の事件~第1巻

実際の日本での捜査にも、捜査手段の一種として用いられています。
捜査員と同行して、意見を戦わせるそうです。


日本で初めて操作にプロファイリングが
利用されたのは、97年の★酒鬼薔薇事件
(もう10年以上経つんですね……。)


酒鬼薔薇聖斗の文章や、
演出的な犯罪の稚拙さなどに触れて、

 「犯罪者は表現が幼稚。
  マスコミはあれを褒めるな」


と太田が怒鳴れば、先生も

 「確かにマスコミが
  劇場型犯罪にしてるってところがある」


と、モヤモヤした苛立ちを代弁してくれる場面も。


単純に法律で規制すればいいというものではない。 

 「言葉で作ったルールで規制しなければ、
  何をしでかすかわからないと思ってる

  でも、犯罪というのは言葉にできない部分が
  どうにかなって何かをしてしまう。
  そしてそれが、法律に引っかかってしまう」
(先生)

 「インターネットとか、死体の写真とか、
  見せなければいい、というものではない。
  見ちゃったときに、どう説明するかでしょ」
(太田)


今の、2000年代という時代に照らし合わせて、
「なぜ殺しちゃいけないの」
の答えを考えるべき、という
意見が交わされました。

太田は
 「それ(なぜ殺しては?を考えること)が思考していく、
  哲学していく始まりだと思う」
とも。


ちなみに先生のお答えは、
「非常に個人的なものだけれども」
と前置きした上で、

 「いろいろな現場や巻き込まれた人を見てきたけど、
  殺人で、誰ひとりとして幸せになっていない。
  それが、やっちゃいけない理由だと思う」


それを聞いた太田の意見。

 「犯罪を起こす奴って、生きてることに
  何の未練もないんだと思う。
  俺たちにできるのは、そいつらを笑わせること。
  生きるって楽しいなと思わせること、
  そうすれば他人も生きていて
  楽しいんだろうなって思えるようになる。」



ひそかに今年度の研究テーマを
人の「業(カルマ)」にしようと思っているのですが、
それを考える上でも非常に参考になりました。


ちなみにBGMでめちゃめちゃホラーな
感じに使われてていい感じだったのは、
私の大好きな★マキシム
さいきんベストも出ましたね♪

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これコンサートのときに買ったから
サイン入り持ってるぜ(じまん)。

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