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紫式子日記

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私を強くした言葉

唐突に思い出した、というか、
記憶に意義付けができたので書きつけておく。


5年ほど前、私が触れるもの皆に承認を欲求する
全身自意識神経むき出しみたいな
サブカル女子大生(5年目だったかも)だった頃、
ある臨床心理カウンセラーの男性と
会話をする機会がありました。
客や患者としてでなく、完全にプライベートな
場でだったんですけどね。

んで、その人が考案した性格の悪さだか
心の歪みみたいなものの指数を出す
心理テストをやって、まぁ私もふざけて
意図的にひどい結果が出るであろう方を選んで
回答をしていたんですが、それにしても
「あんまり」な結果だったようです。
「こんなにひどい結果を見たのは初めてだ。
 君がかわいそうだ。君を救いたい」
とか言われたんですね。



当時私は「かわいそうな自分カワイイ!」みたいな
若さゆえのありがちな自意識妄想に陥っていて、
「同情クレクレ」「同情して自己満足するための
精神的オナホにするがいいよ!」みたいな感じで
男性と接していたのですが(たぶんこのブログもその
当時がいちばん面白かったんじゃないでしょうかね)、
その発言をされて一気に「醒めた」と言いますか。
「悔しい」を通り越して「呆れた」「可笑しい」。

私からしてみればその人自体がかなり同情に
値する感じの人だったってのもあって、
「同情される」ってことが一気に、ばかばかしく
屈辱的なことなんだってわかったんですよね。

高校時代に付き合った初彼にも同じ台詞を言われたことがあって、
その人もまた頭の残念なbe worth 同情男だったってのもある。

うっせえよ、てめえらに救ってもらうほど下じゃねぇよ……。



そういった体験により、私は同情クレクレ厨を脱し、
他人に甘やかしを強要せずに済む、ちょこっとだけ
ましなにんげんになって今に至ります。めでたいね。
ブログはつまらなくなったけどね。ごめーんね。



しかしその経験の後、同情を拒否するあまり
「共感」すらしてくれないサービス精神のない男に
流れてしまったのはよくない反動だった……。
なんで同情と共感って字面的には似てるのに
びっくりするくらい違うんですかね……。

今の彼氏の人さんは決して私に同情などせず
(なぜなら彼のほうが仕事でも人間関係でも
しんどい思いをしてきているからです)、
だけど共感をきちんと言葉で伝えてくれるので
程よく甘えることができ、かつ甘えすぎずに済むので
ひじょうに助かっていますし居心地がいいです。
最後はけっきょくのろけですね。
すみませんでした、爆発します。

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