2005/07/30 Category : Music 元ちとせ『ハイヌミカゼ』 ハイヌミカゼどうも、村崎式子です。座右の銘は有言実行。いろいろ口にしすぎて自分の首を絞めていく。ただし言わなかったことはやらないぜ、たぶん。と、いうアレで昨日の今日で買ってきました、『ハイヌミカゼ』。2002年と、意外と昔の盤ですが。ぶっちゃけどの曲も同じに聞こえるんですが(失礼……)、矢張り良い声をしている人ですね。祝詞のような声っていうか、姫神ヴォイスを素で出してるっていうか……モノを益々分かりにくくしている比喩だな。なんか土着信仰的っていうか、土臭い神聖さがありません?シンプルで重い、原始的なベース音も加担してるんだろうな。そう、最近思い出したんですけど、私「澄んだ高音」フェチであると同時にベース音フェチなんですよね。ベース音がしっかりしてる曲じゃないと「コ」ない。 つくづく自分の嗜好が不思議です。繊細さ・薄暗さと、重厚さ・土臭さが共存してるものが好き。ビアズリーとかも、線はあんなに細くて途切れそうだし、計算しつくされたバランスがインテリの匂いするのに、インクの中に塗り込められた欲望はすごく泥臭いじゃないですか。ん、なんか「匂い」とか「臭い」とか、嗅覚系の言葉使ってるな。『香水』で、無臭の主人公が人工的に体臭を作るシーンがありましたよね。それやらないと、「臭いがしない男」って気味悪がられるから。似たような兼ね合いなのかな。香水の澄んだ、良い匂いに惹かれるけれど、そのベースに体臭がないと落着かない、みたいな。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword