2007/04/24 Category : Movies 映画『ノートルダムのせむし男』『ノートルダム・ド・パリ』 ノートルダムのせむし男(1923)ノートルダムの傴僂男(1956)えっとー、原作はヴィクトル・ユゴーの『ノートルダム・ド・パリ Notre Dame de Paris』(ノートルダムのせむし男、ノートルダムの傴僂男、 The Hunckback of Notre Dame)なんですけど、映画もいくつかバージョンあるんですね、これ。私が見たのは1956年出演: アンソニー・クイン 監督: ジャン・ドラノワのバージョンと、1923年出演: ロン・チャーニー 監督: ウォーレス・ワースリー のバージョン。前者は、AmazonだとVHS『ノートルダムのせむし男』DVD『ノートルダムの傴僂男』になっていますが、私が見たのはLDでタイトルは『ノートルダム・ド・パリ』でした。「せむし」が差別表現だということで、こういう複数訳のタイトルが出回る、という状況になっているようです。デズニー版も、他の国では「The Hunckback of Notre Dame」ですが、日本版だけ「THE BELLS OF NOTRE DAME」になってるってハナシ(Wikipediaより)。1956年の方は、カラーだし、セットとか衣装とか時代考証とかかなーり気合が入ってる感じ。実際制作費も莫大だったぽいです。ただ原作に忠実たらんとしすぎて、いまいち主題がピンボケの感。1923年の方は、なんかSFXの走りらしい。ロン・チャーニーの特殊メイクがそうなんですけど、確かに右目に義眼とかくっつけて、かなーりエグい顔に仕立ててます。ところでSFX=スペシャル・エフェックスってこのまま読むのね。何かの頭文字だと思ってた。モノは白黒映画なんですけど、その分BGMで登場人物の感情を表現したり、キャプション(? 紙芝居みたいなやつ)でナレーションやセリフを表示していて、映画黎明期の奥ゆかしさというか、そういう雰囲気が文学的で、かえって作品に合っていた気がします。ストーリーは結構はしょってるんですが、私としてはこっちの方がキました。ただ、どっちも「ゴシックの荘厳さ」とか「ゴシックの恐怖」みたいなのを感じ取りにくかったので、ちょっとこー期待ハズレだった、かなー。 まとめられてるサイト「放出美級迷画座」様「Builder Net」様これはたぶん、また別。ノートルダムのせむし男出演: チャールズ・ロートン, エドモンド・オブライエン, トーマス・ミッチェル, モーリン・オハラ 監督: ウィリアム・ディターレバレエにもなってるらすぃパリ・オペラ座バレエ「ノートルダム・ド・パリ」(全2幕)Amazonでみつかる原作。ノートル=ダム・ド・パリ - ヴィクトル・ユゴー文学館〈第5巻〉じゃあ、これも。ノートルダムの鐘 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword