2006/05/30 Category : Movies 『嫌われ松子の一生』 まず、キャストがすごい。主演:中谷美紀 ってだけで食いついたけど、片っ端からスゴかった!やっぱり谷原章介の育ちの良さそうな雰囲気は好きだなぁ とか、クドカン、自身も演技上手いなぁ とか、悔しいけれどやっぱり伊勢谷勇介はかっこいいなぁ とか。あとツボだったのは黒沢あすか!!あの「ペロペロッ」は真似したい・笑。エンターテインメント映画としての価値も高い。特に前半は、コミカルな演出に終始。ミュージカルが違和感ないのも、その演出の妙です。挿入歌もイイ!BONNIE PINKの『LOVE IS BUBBLE』とAIの『What is Life』。買いそうになっちゃった。とはいえ、後半……松子が転落していくにつれて、映画も陰鬱ムードに……。緩急利いた、飽きない・疲れない編集・演出でしたね。一本とられました。ハイ。ちゃーんと、泣かせドコロもありますしね……!男の子は理解不能かもしれないけれど、 女の子なら多かれ少なかれ共感できるはず。 そこんとこ『アメリ』に似てるかも。 主人公も夢みがちだし、映像も極彩色だし。 アンハッピー版アメリ。 ただ、「(うざがられるほど)愛する」ということができて、(むしろそれが天分の才能で、)かつ、それを成し遂げて生きられた人生が不幸せだったとは、にわかには言いがたい。「名作」にはなりにくいけれど、 「人生」「幸せ」を考えようとしたとき、 思い出されそうな映画でした。 読みそびれた原作。嫌われ松子の一生 (上)嫌われ松子の一生 (下)ほしくなったサントラ。嫌われ松子の歌たち [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword