2006/07/01 Category : Movies 『博士の愛した数式』 博士の愛した数式The号泣。どうしてでしょう。誰かが死ぬわけでも壮絶に愛の炎を燃やすわけでもないのに、何がこんなに胸を締め付けるのでしょう。それはたぶん愛です。愛はiです。虚数です。謙虚な数です。元々「理系的なハナシ」は好きな人間なので、こういうお話はワクワクする。博士の「潔い数字だ」(24)とか「チャーミングな数字だ」(220)っていうコメントも、いちいちほっこりするし。道ならぬ恋をしていた義姉には「eのπi乗=−1」と書き送っていたのを、「eのπi乗+1=0」と書き換えるようになったのは、マイナスだった時間が「永遠である現在」として動き出したことを示している、みたいな解釈でいいのかしらね。あぁ、愛だった……愛だなぁ。ことばにしてしまうとそれだけなんですが、それをじっくり感じることができる映画でした。大人になった√(吉岡秀隆)が数学教師として教壇に立ち、博士と数学の話をする……という映画独自の設定も見事だったと思います。まとまりが出てた。しかし、『半落ち』でも思ったけど、吉岡秀隆の芸能界でのポジションはオイシイよなぁ。。。 原作。すみません、読んでません。。。博士の愛した数式 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword