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紫式子日記

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『カーテンコール』


カーテンコール
カーテンコール




いつもの早稲田松竹にて。

あの……酷評かましてよかですか?




まず主役の伊藤歩がダイコンすぎ

表情が乏しい。

脇役の鶴田真由の上手さが「浮く」くらい酷い。



話も冗長。

「古き良き映画文化の再興」「在日韓国人問題」「主人公の成長」……と、テーマが多すぎて軸を絞れていない上に、その全てが中途半端

主人公が上司に

「いい顔になったわね」

と言われるシーンがあるんだけれど、

「ドコが?」

って感じ。



脚本も上手くないしな。

セリフが多すぎる。

そこまで喋らせなくても、映像とBGMだけで済むじゃないって場面が多々。



まぁしかし「いいところのない映画はない」と言われるとおりで……

恐らく、映画好きならどうしても作りたくなるんだろうな、こういうの。っていう映画でもある。

舞台になるのは古びた閉館寸前の映画館なんだけど、

「映画産業は斜陽だからねー……」

っていう類のセリフがしょっちゅう出てくる。

しかも私はそれを、一度閉館したこともある映画館・早稲田松竹で観ていた訳です。

スクリーンに映る古ぼけた座席が、今座っているシートにダブる。

松竹の館長、それでこの映画上映したくなったんだな……と、納得。

という訳で、みんなもっと街の映画館行こうぜ。オワリ。



『カーテンコール』公式サイト

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