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紫式子日記

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『死化粧師(4)』三原ミツカズ


死化粧師 4 (4)
死化粧師 4 (4)




「ゴスロリじゃない三原ミツカズ」の最新刊。

エンバーミングという、「遺体に防腐、殺菌、修復などの処置を施し、生前の姿に近く戻す技術」を職業とするエンバーマー・間宮心十郎と、彼の依頼人たちにまつわるエピソードが綴られていくまんがです。



「死」が物語の軸になっている分、話は重たいのですが、その分込められている「思い」も深く、読んでいて心温まります。

あと、心十郎のキャラが秀逸。

エンバーミング後は猛烈な寒気に襲われ、「体温がほしい」と言って毎度違う女の子と「ムイムイ」する。

なのに、本命のアズキちゃんにはラブコメの王道、「好きだからイジワルしちゃう」だし、もし指でも触れようものなら、自制できない不安に駆られて突き放してしまう。

女性が描いてる男の子が主人公のまんがって、こういうのが面白いんだよなー。ニヤニヤ。



今回は「花の門」「雨やどり」と、心十郎×アズキちゃんネタが2話収録されていて、心十郎の恋を応援する会・会員(何それ)としては心なごみましたね。

あと、さすがにゴスロリ禁断症状になったらしく、ゴスロリキャラが出てくる会もあったし。

人形作家の椿ちゃんも再登場したし・笑。

いちばん「ヤられたっ!」と思ったのは巻末の「枯れないバラ」かなー。

展開が上手かったですね。心憎い。
死化粧師 1 (1)
死化粧師 1 (1)





死化粧師 2 (2)
死化粧師 2 (2)





死化粧師 3 (3)
死化粧師 3 (3)

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