2006/01/02 Category : Comics 『死化粧師(4)』三原ミツカズ 死化粧師 4 (4)「ゴスロリじゃない三原ミツカズ」の最新刊。エンバーミングという、「遺体に防腐、殺菌、修復などの処置を施し、生前の姿に近く戻す技術」を職業とするエンバーマー・間宮心十郎と、彼の依頼人たちにまつわるエピソードが綴られていくまんがです。「死」が物語の軸になっている分、話は重たいのですが、その分込められている「思い」も深く、読んでいて心温まります。あと、心十郎のキャラが秀逸。エンバーミング後は猛烈な寒気に襲われ、「体温がほしい」と言って毎度違う女の子と「ムイムイ」する。なのに、本命のアズキちゃんにはラブコメの王道、「好きだからイジワルしちゃう」だし、もし指でも触れようものなら、自制できない不安に駆られて突き放してしまう。女性が描いてる男の子が主人公のまんがって、こういうのが面白いんだよなー。ニヤニヤ。今回は「花の門」「雨やどり」と、心十郎×アズキちゃんネタが2話収録されていて、心十郎の恋を応援する会・会員(何それ)としては心なごみましたね。あと、さすがにゴスロリ禁断症状になったらしく、ゴスロリキャラが出てくる会もあったし。人形作家の椿ちゃんも再登場したし・笑。いちばん「ヤられたっ!」と思ったのは巻末の「枯れないバラ」かなー。展開が上手かったですね。心憎い。 死化粧師 1 (1)死化粧師 2 (2)死化粧師 3 (3) [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword