2005/06/26 Category : Books 山田詠美『姫君』 姫君やっば。やばいわ。やばい、やば好み。こー、このサドマゾボルテージ上がってるときに読んじゃった私の負け! なんでしょうね。他のも勿論いいけど、表題作です表題作。支配と被支配の、瞬時で密やかだけれど確実な逆転の描き方がすごい。私が精神の第一次成長期から追っていた、犯すことと犯されること、従わせることと従わされることの同一性が、ここまで具現化されてるなんて、エイミー様様です。恥ずかしながら、不肖村崎、泣きました。エンディングが哀しかったからじゃないぞ、たぶん。「侵犯してしまったゆえの快感」の代償としての痛みが、もう、痛すぎて。なんだかんだで結局は、彼ら2人だけのコミュニティで起こったことだっていうのが、また切ないですよね。 痛さの部類が違うかもだけど、なんか村上春樹読みたくなりましたね。しかも『ノルウェイの森』。私あれ読んだときも泣いたんだよな。直子からの手紙で、だった気がするんだけど。ちなみにBGMは↓加爾基 精液 栗ノ花 (CCCD)書上奈朋子も然ることながら、この方もサドマゾ師匠やからねぇ。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword