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紫式子日記

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勉強した後に

またもう一度挑戦せねばならない作品ですよね。なんというか、宿題をいっぱい出されてしまった学生の気分になれる作品です(笑)。

Re:勉強した後に

ぶんじんさん、
コメントまでありがとうございます。

親がクリスチャンだったため
キリスト教は自信があったのですが、
ダンテとの絡みがわかりませんでした。
しかし『神曲』まで読んでいたら……;

確かに、宿題気分ですね・笑。

バラ!

こんにちは、かなり前ですがコメントありがとうございました!
私もこれを読んで、もうちょっと世の中には勉強しないといけないことがあるのでは...と再確認しました。
そしていつか読み直したらもっと分かるかも!?
お互いがんばりましょう...

>赤パンさん

コメントありがとうございます!

結局哲学方面の勉強は
全く進まず……^^;
でも、エーコの壮大さを
前にすると、
「一生掛かってでもいいよね!!」
って気になります(笑)

また伺いますね~。

『薔薇の名前』ウンベルト・エーコ

薔薇の名前〈上〉 薔薇の名前〈下〉


★Wikipedia「薔薇の名前」
★映画版の感想はこちら
 (ゴシックとかについてもよく書いてある、当時の自分。。。)
★『ゴシックとは何か』初読再読

あの、ものっそあたまわるそうな
記事書いてよかとでつか

(´・ω:;.:...

松岡正剛先生の「千夜千冊」
「おおざっぱな物語はショーン・コネリー主演による
 ジャン・ジャック・アノーのよく練れた映画にもなったので、
 それで充分だろう。」

って書いてあったんだけど
本当に「おおざっぱな物語」を追うだけ
みたいな読み方してしまった(つд⊂)エーン

どうやらダンテ『神曲』を知らないと
ちゃんとはわからないみたいです(つд∩) ウエーン

( ゚д゚)ハッ!
でもこの「文書が文書を呼ぶ」ってなんか
作中に出てきた「迷宮文書館」に通じるものがある?

エーコが古い修道士の手記を発見し、
それを現代イタリア語に訳したという設定。
(ここでもう「物語」「物語ること」の間接性が提示される。)
それは、手記を書いたアドソが
師・ウィリアムと共に
修道院で起きた血なまぐさい殺人事件と
その奥に隠された謎とを解いていく
7日間の物語だった。

舞台となる時代は、
神聖ローマ皇帝と教皇が権力を競い合う
中世末期・ルネサンス前夜。

2人が滞在した修道院っていうのは、
その当時ヨーロッパ一の蔵書を誇る
文書館を持っていたんですね。

で、その文書館には、館長と補佐以外
入れないことになっている。
これは「禁書」を蔵書しているからで、
一連の事件の発端もその禁書なんですが、
ウィリアムはいちはやくそこに「何か」が
あると見て、調査を開始するんです。
その調査ってのも、当時高まりつつあった
自然科学的技法・思考法を使っているんですがね。

さすがに十進分類法はない時代ですけど、
作者順なり題名順なりにはするだろう。
ですが、小部屋に分かれたその文書館は
一見しただけでは規則性がわかりにくい。

調査を重ねるうちに、2人は文書館全体が
世界地図に見立てられ、
各文書は筆者なり内容なりによって、
最も縁が深いと思われる地域に
相当する小部屋に置かれているのだと気づきます。

※「迷宮文書館」については「ちゅーやんのページ」さんの中の「薔薇の名前」に詳しいです(`・ω・´)

文書(=言葉?)が世界を構成し、
文書が近しい文書を呼ぶ。
そんな概念が反映されている
設定なのでは? と思った次第で。


元々この作品を知ったのは、
大学の一般教養「美学」の授業でした。
「(美の)記号=コード」の資料として
提示されたんじゃないかな……。

あの、冒頭の
「鏡ニ映ッタ朧ナ像ヲ見テイルダケ」
ってのが、言葉という記号を通してしか
世界を認識できない嘆きだ、とかそういう。
(上巻が行方不明のためうろ覚えです。誰か!;)


巻末の「訳者解説」がとにかく役に立つ。
異端出身で、いろんな地方を転々としているため
いろんな方言がちゃんぽんになった
「ソドムの言葉」を話す醜い修道士
ってのが出てくるんですが、その名前
「サルヴァトーレ」が「救世主」ってイミだ、とかね。
なんだか示唆に富みすぎている。


訳自体は読みやすかったので、
あたまよくなってから再読しますね
(´・ω:;.:...

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勉強した後に

またもう一度挑戦せねばならない作品ですよね。なんというか、宿題をいっぱい出されてしまった学生の気分になれる作品です(笑)。

Re:勉強した後に

ぶんじんさん、
コメントまでありがとうございます。

親がクリスチャンだったため
キリスト教は自信があったのですが、
ダンテとの絡みがわかりませんでした。
しかし『神曲』まで読んでいたら……;

確かに、宿題気分ですね・笑。

バラ!

こんにちは、かなり前ですがコメントありがとうございました!
私もこれを読んで、もうちょっと世の中には勉強しないといけないことがあるのでは...と再確認しました。
そしていつか読み直したらもっと分かるかも!?
お互いがんばりましょう...

>赤パンさん

コメントありがとうございます!

結局哲学方面の勉強は
全く進まず……^^;
でも、エーコの壮大さを
前にすると、
「一生掛かってでもいいよね!!」
って気になります(笑)

また伺いますね~。

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