2008/05/26 Category : Books 『幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)なんだか哀しくなっちゃった……(´・ω・`)SFって「Science Fiction」なんだけど、この物語は「Science Fantasy」ってかんじ。今まで人間が「ファンタジー」「幻想的」と見なしていたものを瓦解させて、もっと夢のある「仮説」を打ち立ててる。でもその果てって……何なんだろう。宇宙規模で繰り広げられる物語だからこそ考えさせられる、「個としての喜び」「種としての喜び(?)」。登場するジャンという青年は、最期に後者を味わえたんだと思うけれど……。私はすごく哀しい。なんか、生きる気がしなくなったorzそういう諸々のことも考えさせられてこその「名作」なんだと思う。思うのよね、SFって 本来「哲学」であるべきだって。『2001年宇宙の旅』は言わずもがな、『未来世紀ブラジル』『ブレードランナー』。『フィフス・エレメント』はエンターテイメントなんでアウトです。『STAR WARS』は神話学なので、ギリセーフです。まぁ、そういう点も含めて、「あぁ、面白かったなー(ゲンナリ)」ってかんじですた。あとキリスト教世界の人の考え方だとか、クラークの仏教観だとか、いろいろ垣間見えて、その辺は単純に興味深かったーです。2001年宇宙の旅未来世紀ブラジルブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション (2枚組)フィフス・エレメントスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX自分用リンク★松岡正剛の千夜千冊『地球幼年期の終わり』 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword